アンカット・ダイヤモンド
配信開始日:2020年1月31日
解説
「グッド・タイム」のジョシュ&ベニー・サフディ兄弟監督が、アダム・サンドラー主演で描いたクライムドラマ。ギャンブル中毒の宝石商ハワードは、借金まみれで常に取り立て屋から監視されていた。そんなある日、ハワードはエチオピアで採掘されたブラックオパールの原石を手に入れる。ハワードはその石をオークションに出品して大儲けしようと考えていたが、店を訪れたNBA選手ケビン・ガーネットが異常なほどに興味を示し、仕方なく彼と取引することに。しかし事態はさらにハワードの望まぬ方向へと転がっていく。ケビン・ガーネットとミュージシャンのザ・ウィークエンドが本人役で出演。Netflixで2020年1月31日から配信。
2019年製作/135分/アメリカ
原題:Uncut Gems
配信:Netflix
スタッフ・キャスト
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サフディ兄弟の前作『グッド・タイム』を観た時に、なんだこれはと唖然とした。あくまでもいい意味で。犯罪者の兄が、病院に収容された弟を脱走させる、という当初の物語が、ドジと勘違いとその場限りの浅慮によって、まったくどこに向かっているのかわからないジェットコースターに乗せられてしまう。やたらとエネルギッシュなナンセンス。よくできた物語へのアンチテーゼであり、とてつもない変わり種が現われたと思ったのだが、サフディ兄弟はどうやらもっと先を見据えていたらしい。本作では、映画から物語性を限りなく引き剥がす試みを、さらに推し進めているとしか思えないからだ。アダム・サンドラー扮する主人公が、いったい何を考えて、どういうつもりなのか、ロジカルな答えはまったく見つからない。かといって破滅願望なわけでもない。成功も欲しいし、家族も円満に運営したいし、美人の若い愛人ともうまくやりたい。その瞬間瞬間の刹那が奇妙なエネルギーを生み、まったく論理的でないクライマックスになだれ込む。サフディ兄弟は戦略的に映画という表現の解体に挑み、新たな刺激を注入しようとしている。20年後に重要作になっているような気がする怪作。
2022年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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というか、危ない橋を渡りすぎ。金返せば良いのに、やっとの大金も更に増やそうとするところが根っからギャンブラーというか、後先を考えない。ラストは一発逆転、ハッピーエンドと思ったが、呆気なかった。アルノも殺されちゃうとは二人は手下でなかったのか。冒頭からスマホで複数の人々に喚き散らして、中々全容が掴めず、そのシーンいる?って無駄なシーンが余計に分かりにくくしており、あまり好みでなかった。いまいち家族や親族構成が分からない。
2022年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2021年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
終始、騒がしくってやかましい映画です。
落ち着く暇のない、ジェットコースターに乗せられたような勢いで
ラストまで連れまわされました。
連れまわされたというのは悪い意味ではなく
それぐらい強引にストーリーに引き込んでいくもので
アダム・サンドラーのキャラが際立っていたからだと思います。
135分間を目まぐるしく映画にぶち込んでくれる。
そんな映画もいいじゃないでしょうか。