ジョエル・シュマッカー

芸術学校を卒業後、ファッション業界で働く。72年から衣装デザインとして映画に携わり、ウッディ・アレン監督「スリーパー」（73）や「インテリア」（78）などに参加。76年、「スパークル」（日本劇場未公開）で脚本家に転向し、TV映画数本を監督した後、「縮みゆく女」（81）で映画監督デビューする。「セント・エルモス・ファイアー」（85）で人気を博し、「ロストボーイ」（87）、「フラットライナーズ」（90）といった映画の他、ロックバンド「INXS」のPVなども手がけた。人気アメコミシリーズの「バットマン フォーエヴァー」（95）、「バットマン＆ロビン Mr.フリーズの逆襲」（97）は不評に終わったが、「8mm」（99）や「フォーン・ブース」（02）、アンドリュー・ロイド＝ウェバーの人気ミュージカルの映画化「オペラ座の怪人」（04）は話題を呼んだ。13年、沖縄国際映画祭で審査員長を務める。