ジーン・ハックマン
米カリフォルニア州出身。10代の頃に家出してアメリカ海軍に志願し、退役後にニューヨークで日銭を稼いだ経験を持つ。その後イリノイ大学でジャーナリズムとTV製作を学び、30代を過ぎてからパサデナの劇場で俳優のキャリアをスタートさせた。1964年、ブロードウェイに進出し、同年「リリス」の端役で映画デビュー。「俺たちに明日はない」(67)のバック・バロウ役でアカデミー助演男優賞に初ノミネートされた。「父の肖像」(70)を経て、「フレンチ・コネクション」(71)でアカデミー主演男優賞を受賞。遅咲きのスターとして異彩を放ち、アラン・パーカー監督「ミシシッピー・バーニング」(88)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀男優賞)を受賞。クリント・イーストウッド監督「許されざる者」(92)でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞、3人の天才児の父を演じた「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞した。その他の出演作は「クリムゾン・タイド」(95)など多数。