許されざる者(1992)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

クリント・イーストウッドが、師匠であるセルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル監督に捧げた異色西部劇。1870年代の米ワイオミング。かつては無法者として悪名を轟かせたウィリアム・マニーだったが、今は若い妻に先立たれ、2人の幼い子どもとともに貧しい農夫として静かに暮らしていた。そこに若いガンマン、キッドが立ち寄り、賞金稼ぎの話を持ちかける。共演にジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス。92年度のアカデミー賞では作品、監督を含む4部門を受賞した。

1992年製作/131分/アメリカ
原題:Unforgiven

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 日本アカデミー賞(1994年)

ノミネート

外国作品賞  

第50回 ゴールデングローブ賞(1993年)

受賞

最優秀助演男優賞 ジーン・ハックマン
最優秀監督賞 クリント・イーストウッド

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀脚本賞 デビッド・ウェッブ・ピープルズ
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0また観てしまった

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若い頃は荒くれの無法者だった男が(クリント・イーストウッド)、好きな女と一緒になり子供も二人できるが、女は死んでしまう。
男手一つで子供を育てていたが、生意気な若いガンマンが賞金稼ぎの話を持ってくる。
昔の仲間(モーガン・フリーマン)を誘って出かけるが、その町には自己中の保安官(ジーン・ハックマン)がいた。
最後にセルジオ・レーネとドン・シーゲルに捧げる、とクレジットされ納得。

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いやよセブン

4.0【”殺しは非道な行為だ・・、と且つて許されざる行いをしていた男は言った。”暴力の連鎖は駄目だ!”と、マカロニウエスタンで地位を確固にしたクリント・イーストウッドが言っているように思えた作品である。】

2022年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

悲しい

難しい

幸せ

■1880年。かつて西部に悪名を響かせた無法者、ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)は小さな農場で幼い子供たちと共にひっそりと暮らしていた。
 自分を真っ当な道に戻してくれた妻を若くして亡くした後も、穏やかな日々を過ごしていたが・・。
 ある日、マニーのもとに「キッド」と名乗る若者が現れる。マニーはキッドに誘われ、町の娼婦の顔を切り刻んだならず者の賞金稼ぎの手伝いをすることになるのだが…。

◆感想

・久方振りに鑑賞したが、若き日に”赦されざる行い”をしていたクリント・イーストウッド演じるマニーが、人を殺した事もないキッドの誘いに乗り、且つての悪友で、今は穏やかな生活を送るネッド(モーガン・フリーマン)を誘い、”ならず者”の賞金を表面上は狙う姿を描く。
ー だが、私にはマニーもネッドも、自分達と同じく、若き日の蛮行を行う者を制裁するために、重い腰を上げたように見えた・・。-

・虚勢を張っていたキッドが、初めて人を殺めて”もう人殺しはしない・・”というシーンも、”暴力の連鎖は駄目だ!”と、クリント・イーストウッドが言っているように見えた。

・町を守る、保安官(ジーン・ハックマン)が、ネッドを拷問にかけ、晒し物にしたことを知ったマニーが保安官に対し、報復する激烈なシーン。
ー 正義を語りつつ、”遣っている事は且つての自分達と同じではないか!”というマニーの怒りが伝わって来るシーンである。

<マカロニウエスタンで、自らのキャリアを確立した、クリント・イーストウッドが西部劇に敬意を表した作品である。
 敢えて言えば、イングリッシュ・ボブは何のために登場したのかな?と思ったシーンを除けば、面白き作品である、>

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NOBU

4.5観て良かった。

2022年1月30日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

興奮

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opencar

5.0暴力とは、

2022年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

怖い

知的

取り返しのつかないもの

でも人は暴力なしに、暴力を意識せずに生きていけない。

ヒト以外の生き物はその殆どが、獲物を生きながらにして喰い殺し、またやがて天敵の口の中で殺されますが、それは暴力なのでしょうかね。
考え過ぎてしまいました。でも私にとってこの映画は、人が力で生きた時代のさまを見せる「西部劇」の最高峰なので、その主題が心に襲いかかってくるのは仕方ありません。

じつは最近バカみたいに劇場の新作を見続けているので、新宿に出掛けて1,800円払ってわざわざ古い映画を観ても後悔するのではと思いましたがそんなことはなかった、やはりとんでもない映画です。こういう素晴らしい追体験・再体験ができた名画座の時代が懐かしいです。

初見から30年。今更のレビューですが、他の方の評価が思いのほか低いので書きました。渡辺謙作品の努力も褒めたいと思っているほどの私ですので。

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keebirdz
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