俺たちに明日はない

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劇場公開日:

解説

大恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、ボニーとクライドの破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった傑作犯罪映画。1930年代のテキサス。退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスのボニーは、刑務所帰りの青年クライドに興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまう。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していく。やがてガソリンスタンドの店員C・Wやクライドの兄バックとその妻ブランチも加わり、5人組強盗団として世間から注目を浴びる存在となるが……。壮絶なラストは映画史に残る名シーンとして知られ、主演のウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイを一躍スターの座に押し上げた。第40回アカデミー賞で助演女優賞(エステル・パーソンズ)と撮影賞を受賞。

1967年製作/112分/アメリカ
原題:Bonnie and Clyde
配給:ワーナー・ブラザース・セブン・アーツ
劇場公開日:1968年2月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第25回 ゴールデングローブ賞(1968年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ウォーレン・ベイティ
最優秀主演女優賞(ドラマ) フェイ・ダナウェイ
最優秀助演男優賞 マイケル・J・ポラード
最優秀監督賞 アーサー・ペン
最優秀脚本賞 ロバート・ベントン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0公開当時は、きっと画期的だったでしょう

2024年4月18日
PCから投稿

1967年作品ということを考慮しての点数。
まさかのジーン・ハックマンが出てたりしたし。

最初は一人、二人、三人と犯罪に巻き込まれていく様。
なのに軽快な音楽(バンジョーか)が。
うまくミックスされている。

ということで、ネトフリ「テキサスレンジャーズ」にいこう。

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ゆき@おうちの中の人

4.0昔テレビで観た以来、映画館では初鑑賞。フェイ・ダナウェイ、ウォーレ...

2024年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

昔テレビで観た以来、映画館では初鑑賞。フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ、ジーン・ハックマン、どの役者もいい。リアルなセックス描写、そして衝撃のラストの緊張感。やっぱり大画面で観るべき作品。アカデミー賞撮影賞と、劇中ひたすら喚くエステル・パーソンズが助演女優賞受賞。因みに製作・主演のベイティはシャーリー・マクレーンの弟で、アネット・ベニングの旦那。

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mini

3.0今見たらきっと粗いんだろうなぁ、いろいろ

2023年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

とにかく衝撃のラストと、何故か憎めない悪党なのに魅力たっぷりのキャラクターは、実在の人物がモデルで、ある程度は史実にのっとって映画化されたということ。

主演のウォーレン・ベイティは2017年のアカデミー作品賞のプレゼンターを務め、「歴史的なミス」をやらかしましたが、若い時から独特の間のある優雅な空気を醸し出す俳優さんでした。

旅の途中で仲間に加わるマイケル・J.ポラードは、個性的な脇役で、長くキャリアを積み上げた人。マイケル・J.フォックスは、ポラードにあやかって、ミドルネームをJ.にしたとか。

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うそつきカモメ

3.5犯罪悲劇

2023年11月25日
iPhoneアプリから投稿

ニューシネマの金字塔と言われるが、反戦や社会風刺的な側面は少なく、ストーリーはただひたすら主人公カップル達が盗みや殺しと言った犯罪を繰り返して逃亡するというシンプルなもの。なにゆえ彼らがそうした生涯を歩むのか、ヒントは散りばめられているものの説得力に乏しく、脇役達の魅力もほとんどない。この映画にメッセージ性があるとしたら、案外保守的な家族愛や宗教観であろう。また、1930年代アメリカの牧歌的な風景や地方の衰退の描写は、フォード等の影響であろうか、他のニューシネマ作品とはかなり毛色が異なっている。
次々と犯罪行為を楽しんでいる様子を見せられると正直不愉快なものだが、だからこそ粛清の意義(?)があるという意味でも、保守性の強い作品である。

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ふみくん
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