孤独なふりした世界で
劇場公開日 2019年4月5日
解説
多くの人類が滅亡した終末の世界を舞台に、孤独を愛する男と孤独を嫌う女が出会ったことから生まれる物語を描いたSFファンタジードラマ。大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジが主演のほか製作も務め、「ネオン・デーモン」「20センチュリー・ウーマン」など話題作に多数出演するエル・ファニングが共演。人気テレビシリーズ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」の演出なども手がけるリード・モラーノがメガホンを取った。人類が死に絶えた地球にひとり残ったデルは、誰もいなくなった町で死体を弔い、空き家を整理しながら、小さな自分だけの楽園を築いて生活していた。もともとひとりでいることが好きだったデルだったが、そこへもうひとりの生存者で風変わりな少女グレースが現れ……。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。
2018年製作/99分/アメリカ
原題:I Think We're Alone Now
配給:ツイン
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内容はともかく、画像が美しく雰囲気の良い作品だなって思いました。
ピーターとエルの演技が上手いよな~~~~。
これだけでラストまで引っ張られました、内容はともかくね。
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人類滅亡後に生き残ったひとり
という題材が昔から好き。
それはどんな世界だろうか。どういう風に生きていくのか、とても興味深い。
デルは小人症の男。
以前は人目を気にして、隠れて生きてきた。彼は誰より孤独だった。
いまは誰もいないから孤独ではない。日々のルーティンをこなし、心静かな毎日を愛している。
紛れ込んできたグレースはノイズだった。
⚠️以下、ネタバレ⚠️
だが、徐々に互いに好意をもち、信頼を育んでいく2人。
ある日、グレースの“両親”により、引き裂かれ、
デルは、本当は人を求めていたことに気付く。
実は2人の他にも生き残りがおり、彼らは街を築いていた。ロボトミー手術を施し、不安や恐怖のない世界。
あてがわれた偽物の家族、そして人間性を奪い去ることを嫌い、グレースはそこから逃げ出してきたのであった。
ーという謎解きだが、ロボトミーは失敗していて、思わせぶりに引っ張ってきた謎が矛盾してるオチ⤵️
デルが人を愛することを主軸に置いてるからテーマは成就してるが、締めは雑だったな💧
2022年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
もし人類が滅亡したら・・・町に一人残された男デル。人の家を整理して、死体を埋葬し、職場である図書館の片付けをする。数十年経てば町そのものが廃墟になってしまい、存在価値さえ無くなってしまうことを恐れたのか、生きた証を残し続けるのだった。
闖入者グレースのおかげで世の中は自分一人じゃないと悟ったデルだったが、美しさで溢れている町を破壊されたくない思いも強い。空き家にある個人の写真を見つめていたときに、思い出を噛みしめているデルの様子が素敵なショットなだけに彼自身のエターニティを証明するものだったろう。
一人増えたところで大丈夫。ましてや相手は異性だ。二人で将来も美しく土に帰ることを想像しながら今を生きる。これもまた彼らの存在証明だ。ところが、さらに大勢生き残っていることを知り、彼らが過去を消し未来だけを見つめていると知ったとき、複雑な思いを感じてしまう。
自分だったら、グレースとともに国内をずっと旅したいと思うし、町にはこだわりたくない。孤独だってみんな大地の子。地球とともに生きるって考えたらどこで骨を埋めようが生きた証になると思うがなぁ・・・ま、未来は考えたくないかも。
2021年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
二人になった時点でこの映画の良さ半減してると思うが。。
間抜けな会話がきつい。それだったら無言でずっと死体片づけてして終盤で展開してくれるほうがいい、と個人的に勝手に思った。
でもこれはこういう映画なのでそれを言う意味がない。なので趣味が合わなかった、と思うしかなさそう。
でもこれ映像がいいんだよなあ。アンダー気味の逆光で撮ってるシーンが多め。これって下手したら使えない可能性あるので撮るとき神経使うと思うが、きれいに雰囲気を出している。その統一感がこの作品イメージを醸し出してる。そこ評価かな。
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