近藤正臣
1966年、今村昌平監督の「『エロ事師たち』より人類学入門」で本格的に俳優デビューし、71年のTVドラマ「柔道一直線」で桜木健一演じる主人公のライバル役を演じブレイクする。二枚目俳優として人気を博し、NHK大河ドラマ「国盗り物語」(73)では明智光秀役を演じた。その後も88年のNHK大河ドラマ「黄金の日日」や時代劇「必殺」シリーズ(83~90)などで活躍し、映画では「動脈列島」(75)、「超高層ホテル殺人事件」(76)、「夏服のイブ」(84)などに出演。90年代には殺虫剤のCMに動物の着ぐるみ姿で出演し、新境地を開拓した。00年代に入ってからは、映画「妖怪大戦争」(05)や、「TAJOMARU」(09)、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)や連続テレビ小説「ごちそうさん」(13)などに出演。北野武監督の「龍三と七人の子分たち」(15)では七人の子分のひとり「若頭のマサ」を演じた。