劇場公開日 2015年4月25日

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龍三と七人の子分たち : 特集

2015年4月9日更新

平成世代は「爆笑!!」 女性は「かわいい!!」 「アウトレイジ」ファンは「納得!!」
全世代が夢中になるジジイ大暴れエンターテインメント!
~このジジイたちのやらかし加減に“ワクワク”が止まらない!~

これまでの北野武監督作のイメージを覆す、ユーモアたっぷりの娯楽作が誕生した。藤竜也、近藤正臣、中尾彬、小野寺昭らが嬉々として演じる総勢8人の元ヤクザのジジイたち──がサギ集団と対決する「龍三と七人の子分たち」(4月25日公開)は、あらゆる世代が楽しめるスーパー・ジジイ・エンターテインメントだ!

藤竜也の龍三役(中央)を筆頭に、個性豊かなジジイたちが大暴れ!
藤竜也の龍三役(中央)を筆頭に、個性豊かなジジイたちが大暴れ!

■元ヤクザのジジイがオレオレ詐欺にダマされた!?
 ハチャメチャ! 破天荒! ルール無用! あなたも絶対、無双ジジイに夢中になる!

金なし、先なし、怖いモノ無し! 俺たちに明日なんかいらない!という元ヤクザの老人たちが、弱者を食いものにする悪徳サギ集団を相手に抱腹絶倒の大立ち回りを繰り広げる。曲がったことが大嫌いな男たちの問答無用の活躍は、ハチャメチャのひと言。スクリーン狭しと暴れ回るその姿に、誰もがスカッとした気持ちにさせられてしまうのだ。

元ヤクザが“オレオレ詐欺”に!?
元ヤクザが“オレオレ詐欺”に!?
昔の仲間を集めて世直し開始!
昔の仲間を集めて世直し開始!
昔気質に「お控えなすって!」
昔気質に「お控えなすって!」

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かつて恐れられたヤクザたちが再集結!
かつて恐れられたヤクザたちが再集結!

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物語の発端は、かつては“鬼の龍三”と鳴らしながらも、今じゃすっかり息子家族から煙たがられている70歳の元ヤクザ組長・龍三が、「会社の500万円をなくした!」と息子を語って掛けてきた電話を取ったこと。まんまと“オレオレ詐欺”の口車に乗せられてしまい、金目の物をかき集めて待ち合わせ場所へ駆けつけるが、兄弟分のマサもたまたま通りがかり、ただ者ではない2人の姿にビビって、受取りに来た男は一目散に逃げ帰ってしまう。「義理も人情もあったもんじゃねえな!」とタンカを切る龍三役は、名優・藤竜也。すごみたっぷりに相棒マサを演じる近藤正臣とともに、昔気質のきっぷの良さとおかしな掛け合いが披露されるのだ。

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かつての仲間に会いに行こうとするふたりは、商店街で不良に絡まれるモキチ(中尾彬)に遭遇。場を取りなした昔なじみの刑事・村上(ビートたけし)の話から、暴走族上がりのワルが集まるサギ集団“京浜連合”の存在を知る。「若いヤツらに勝手な真似はさせられねぇ!」と、昔の仲間に招集を掛けると、銃の早撃ち、仕込み杖、カミソリ、五寸釘の神業で鳴らした元ヤクザたちが集まってくる。だが、平均年齢は72歳、手がプルプルと震え、足元もおぼつかない者も……。すっかり時代遅れとなった龍三と7人の“ジジイ”の大集合となったのだ。このジジイたちのキャラクターが強烈。もはやギャグとしか言えない面々が、ノリノリで新組織“一龍会”を結成する。

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暴走族上がりの詐欺集団が立ちはだかる
暴走族上がりの詐欺集団が立ちはだかる
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高齢者目当てのインチキ訪問販売や、食品偽装の抗議デモを利用して企業から金を巻き上げようとするなど、やりたい放題の京浜連合を片っ端から邪魔していく龍三たち。「ジジイに邪魔されました」と報告する手下たちに逆上したボスの西(安田顕)は、ついに一龍会を一掃するべく逆襲に出る。ジジイたちとオレオレ詐欺集団との全面戦争が勃発! 京浜連合の事務所に殴り込み、それぞれの得意ワザで戦いを仕掛けるジジイたちだが、事がスムーズに運ぶはずはない。大胆なカーアクション、そしてセスナ機が登場するスカイアクションまでを盛り込んで、「こんなのあり!?」と見る者を驚かせるハチャメチャなクライマックスが展開されるのだ。果たして、ジジイたちの目論みは成功するのか!?

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■“北野映画”なのに“北野映画”じゃない──
 《平成世代》も《女性》も楽しめる一大エンターテインメント!

ベネチア国際映画祭で金獅子賞(「HANA-BI」)や監督賞(「座頭市」)を受賞したほか、カンヌ国際映画祭のコンペティションにも出品されるほど、世界的評価を集める北野武監督。それだけに、これまでの北野映画といえば、どこか男性映画ファン向け、それも「映画に詳しくないと楽しめないのではないか?」という印象を持たれてきたのは確かだ。しかし、今回の「龍三と七人の子分たち」は、「これまでとは違うテイスト」を意図して製作された作品。北野監督のエッセンスが注入されながらも、今までとはまったく違う北野映画として完成したのだ。なかでも、平成生まれの若い世代と、女性層の関心の高さは注目の的。リサーチ試写においても80%以上の高い満足度を示しているといい、年代、性別を問わずに楽しめる娯楽作となっている。

ジジイたちの掛け合いが可笑しい
ジジイたちの掛け合いが可笑しい
元ヤクザも今じゃ家族の鼻つまみ
元ヤクザも今じゃ家族の鼻つまみ
羨ましくなる不思議な連帯感
羨ましくなる不思議な連帯感

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奇抜なキャラクター設定に心つかまれる
奇抜なキャラクター設定に心つかまれる

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「1年間に映画館で映画を1本以上見る」15歳から75歳までの男女約200名を対象に行われたリサーチ試写会では、若い世代になるほど満足度が高いという結果だった。20代以下の世代が満足した大きな理由は、「笑える」という点に集中。ジジイたちのキャラクターの面白さや、軽快なテンポと散りばめられたギャグシーンで「楽しめた」「飽きなかった」という高評価が集まった格好だ。

破天荒なキャラクターたちが繰り広げるとんでもない戦いが、大いに笑って楽しめるエンターテインメントとして受け入れられているのだ。

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まっすぐな男たちに「可愛い」の声も
まっすぐな男たちに「可愛い」の声も

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一方、女性映画ファン層に本作はどう映ったのか。鑑賞前の作品イメージと、実際に鑑賞してからの印象が最も大きく変わったという反応が出たのが、女性層の特に30代と40代。この結果から、本作がこれまでの北野映画とはまったく違うテイストだということがうかがえるだろう。

そして、その反応はもちろんポジティブ。若年層と同じく「笑える」という声をはじめ、「かっこいい」「ドキドキ・ハラハラ」するという爽快感や、「かわいい」「エールを送りたくなる」など、時代錯誤なまっすぐさを持つ主人公たちが共感を集める結果となっているのだ。

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■「『アウトレイジ』の続きが見たい!」という映画ファンにもおすすめ!
 あえて言うなら──本作は“アウトレイジ・レジェンド”!

若い世代や女性が楽しめるからといって、本作がこれまでの北野作品や、「アウトレイジ」シリーズのファン向けではないと考えるのは早計すぎる。なぜなら、「龍三と七人の子分たち」の主人公たちもまたヤクザであり、2つの勢力──それも義理と人情を重んじる昔気質の集団と、ルール無用の今どきチンピラ集団との“世代間抗争”が描かれるからだ。

今作も「バカヤロー!」の応酬が見もの
今作も「バカヤロー!」の応酬が見もの
俳優・ビートたけしも刑事役で登場!
俳優・ビートたけしも刑事役で登場!

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ヤクザという存在をキャラクター化し、「バカヤロー!」「コノヤロー!」というコワモテの男たちの怒鳴り合いを延々と見せつけ、ヤクザ映画の新境地を切り開いた「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」。同シリーズは、ヤクザの抗争をエンターテインメント化したと言っても過言ではない。そして、昔気質のヤクザが日陰に追いやられ、新興のインテリヤクザがその座を奪っていくという、世代交代も描かれた。

その「ヤクザのキャラクター化」と、「世代交代を懸けた抗争」というエッセンスに注目すれば、「龍三と七人の子分たち」をその進化形と考えてもいいことが分かる。

もちろん、よりユーモア性が増し、ハチャメチャ度合いがパワーアップしている以上、「龍三と七人の子分たち」を「アウトレイジ」直系の続編と語ることはできない。だが、年を取ってしがらみから解放され、より素直に仁義を通そうとする老ヤクザたちの姿は、いわば「アウトレイジ・レジェンド」としても楽しむことができるのだ。


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