龍三と七人の子分たちのレビュー・感想・評価
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芸人北野武の笑いのセンスがつまった傑作
映画館では2015年6月30日地元のイオンシネマにて鑑賞
映画館で北野作品を観るのはこれが初めて
それ以来2度目の鑑賞
やっぱり面白い
主役は藤竜也演じる元ヤクザの龍三
そして個性的な子分たち
早打ちマックの品川徹さんって真面目なのね
ちゃんと看護婦の尻を撫でたらいいのに背中の方に手がいっちゃって
あの歳でウブなわけないだろうけど根っからの紳士なんだね
敵対する京浜連合の安田顕と下条アトムがいい味出していた
フミカスがはばかりの孫娘役として登場
刑事役としてたけし監督も出演
築地場外の商店街に突っ込んでのベンツと路線バスのカーチェイスは最高
冒頭の入れ墨と指に関しての親子とやりとり
蕎麦屋で賭け事するやりとり
はばかりのお面をかぶっていたときの安田顕のツッコミ
などなど全部面白い
さすがビッグ3の1人ビートたけしだ
落語でいうとサゲっていうんだけど最後のオチも洒落てて面白い
個人的には北野映画の最高傑作はこれ
おすすめです
子供でも安心して観ることができる痛快ヤクザコメディー映画です
懐かしい人たちですが、それが何か
あんまりリアルでもないし。
面白くもないし、笑えない。
何か、中途半端な感じてす。
たけしにしては良いじゃないか
半端な映画と。
まるで違う。
北野武。
感動した。
偏見で見ていた。
ストーリーはどうでもいい。展開もどうでも良い。
ただ、その全てを問う。
俺を刺してみろ。
俺を燃やせ。
ジジィになっても最高・最強!
レンタルDVDで鑑賞。
「三匹のおっさん」に触発された…のかどうかは分かりませんが、怖いもの無しのジジィどもがオレオレ詐欺集団を成敗する痛快コメディ。
「アウトレイジ」シリーズを観た後だっただけに、同じやくざが登場する作品とは言え全く逆の作風にさすが北野武監督だなぁ、とその振り幅に感心しました。
終始コミカルに徹していて、お下品なネタもぶちこまれていて面白いのなんのって。中尾彬の死体が被弾するシーンなんか、死者への冒涜も何のそので、しかしやり過ぎない匙加減が絶妙だなぁ、と思いました。
とにかく、いろいろ攻めた感じのネタや風刺が籠められていて、今の日本映画界では北野監督にしかできない芸当かもしれないなぁ、と感じました。
藤竜也始め、メインキャストの面子が渋い…。しかし演技力は折り紙付き。ジジィしか出てないから観ないなんて、そんなこと言わせねぇぞ! …それぐらいの気迫がありました…。
若手俳優ばかり出ているマンガの実写映画が氾濫している中で、「こういうのが観たかったんだよ!」と声を大にして言いたくなりました(笑)
ビートたけしのコントの羅列
①たけしが考えてる世間を描写している。社会での役割とかポジションのおかしさ。何に縛られて社会の中でこんな役を演じているの?というたけしの疑問(だから皆人間性がなく、キャラクターの役割のみプログラムされたような演技に見える)
②自分の配役は刑事。今までもそうだけどたけしがバカじゃねえのと思ってる世間を俯瞰して、冷めてみてるキャラばっかり自分に配役させると思う。ただ、今回のはそれそんなに濃くなかった。なんか世間を冷たく見てる自分さえも突き放してる。
③たけしは世間の人と会話なり考えが通じないと考えてると思う。周りより賢いか。そういう上から冷めてみせる映画ばかりだから、自分自身を上から目線に持ってきたい時は見れるのか。
理解できません
北野武とは、いったい海外で何を評価されてるんでしょうか?
今回初めて彼の監督作品を見たのですが、登場人物に全く感情移入できません。しいてあげるなら龍三の息子夫婦の奥さん?
一般人の目線からは、迷惑極まりない老人が最後まで迷惑をかけ続けるだけの映画で、救いも無ければ爽快感もありません。
これはギャグシーンなんだろうな、という予測は立てられるのですが、何を笑えばいいのかわかりません。むしろ乾いた笑いが出るんですがそれが狙いでしょうか。
映画館でポスターを見た時、北野武監督作品とは気づかず、「引退したおじいちゃんが大活躍する話」だと思い「見たいな~」と思ってたんですが、レンタルで見つけて借りてしまった事を激しく後悔しております。映画館で見なかった事だけが唯一の救いでした。
本当に、これは誰を笑わせるために作られた映画なのか、対象が全くわかりませんでした。ヤクザ向けでしょうか?これを見て笑える人がいるんでしょうか??孫の可愛がっている文鳥を焼き鳥にして食い、息子の会社から金を騙し取り、仲間の遺体を盾にして銃撃戦をする。最後は警察に捕まりましたが、二度と現世に出てこないで欲しいと思いました。
「ヤクザなんてのはクソである」という事を示したいというのであれば大成功だと思います。
が、映画としては本当に面白くもなんともない。
見て後悔しかありません。
印象の「怖い」は、「これを面白がって見れる人がいるという事実が怖い」という意味です。
龍三と七人の子分たち
はじめて北野武作品を見た。出演者に興味があって録ったらたまたまそれが彼の作品であったと言うだけ。あの思い上がった態度は昔から虫が好かなかったが、外国でももてはやされているという話を聞いていたので取り敢えず見ることにする。確かにど素人。NHKの朝ドラの大阪制作並の下手さ。何がって。脚本はきちんと練られていない、登場人物の行動、仕草のつながりの悪さ、そして間の悪さ。さすがに時間が勿体ない。確かに、昔と違ってフィルムという資源のゴミ化は無い。でも時間の浪費はどうしようもない。選択を誤った自分を恥じるしかない。我慢に我慢を重ねて30分が限界。HDからも即削除。上記評価は見てしまった自分が悲しくて「泣ける」のです。誤解無きよう!!
素材を活かせず殺しちゃっている無駄遣い
キレ無し、センス無し、パワー無し!
「世直しに立ちあがった」あ? ちと違うんでないかい?
全面戦争を、コミカルに、もっと勢いよく描いた映画を期待していましたが、内容は細々している。世界観もちっさ!せこい!!!予告見てはちゃめちゃ爽快感を期待していただけに失速感大。
実は視野広いのに、せこさをどう落としてくるかとキレが、ツ―ビ―トの頃のたけしさんの売りだと思っていたけど、この映画ではたんにせこいだけ。俳優陣やご自身のアイデアを料理しきれていない。
一つ一つの場面は、さすがお笑い芸人、コントとしてクスクス笑える場面もあったけど。う~ん、これツ―ビ―トや懐かしの「オレたちひょうきん族」の面々、ドリフのコントとかならもっと笑えたろうになとついその面影を追ってしまう。(いかりやさんの「ダメだこりゃ」が聞こえてきそうだ。もしくは「しらけ鳥」とか、タケちゃんマンが出てきそうだ)
俳優陣は皆様超ベテラン。チラシの立ち姿は、ここぞとキマッテいて、どれだけ画面で暴れて下さるんだろうとの期待感がMAXになっていただけに、ああ!!もっと骨太の男たちを期待していたんだけど、せこい、せこい。イメージがぁあ!!!!
(小野寺氏の右翼だけは、このハズシ感計算の上でしょと思いますが)
まあ、でもこのベテラン俳優のコントはたぶんニ度と観ることないだろうし、彼ら特有の間でそれなりに面白い。けど、もっとカット割りとか、場面展開がスピーディーだったら映画の印象変わったかもしれない。すごくもたもたしている。この場面いらないんじゃないの?というのもあったし。お茶の間コントのつなぎ合わせ。TVの特番でよかったのじゃないだろうか?
彼らのすごさを台詞で説明するんじゃなくて、演技でやってもらいたかったなあ。それができるメンツ揃えているんだから。
日本の名優陣を使うんだからもっと練ってほしかったです。
レビュアー試写会で鑑賞。プレス用の特大パンフレット頂いたし、誉めなきゃいけないんだろうけど、ここに嘘は書けません。ごめんなさい。
映画としては☆1つですが、俳優陣の珍しいコントがみられたのと『ひょうきん族』を思い出させてくれたので☆2つ。
オヤジギャグ
2019年6月3日 龍三と七人の子分たち 鑑賞
北野武 監督の純粋なコメディ映画ってほとんどないと思いますのでそういう意味では貴重な映画です。年寄りあるあるという感じのネタとかジョークが満載です。死体を思いっきりぞんざいに扱うところはぶっ飛んでていいですね。
テーマは面白いと思ったけど
ちとすれ違ってる感じ。そんなにお笑いいらないだろ。
北野武特有のヒリヒリするかんじのないヤクザものコメディ。 アウトレ...
北野武特有のヒリヒリするかんじのないヤクザものコメディ。
アウトレイジみたいに家族やデートで観るのを憚られるような内容でもなく、安心して観れる娯楽映画。
途中ダレるかんじはあるものの、ヤクザの同窓会のノリで好き勝手やってるじいさんは面白くて、終始笑わせてくれる。
時代に取り残されたヤクザのじいさんと、今時のワル連中とやりあうのは、お互いに何いってんだコイツ状態。馬鹿馬鹿しいけど、青春を忘れないじいさん達ってステキだね!身内にはいてほしくないけど笑
軽快で良かった!!
序盤の蕎麦屋でのやり取りが面白くて引き込まれました。仲間が加わる過程は最近劇場で観た「マグニフィセント・セブン」より自然でしたが、やはり存在感のない者もいました。TAKESHIの台詞は相変わらず聞き取りづらいです。浄水器詐欺は愛知では未だ現役で、昨年一見好青年を装い家に来ました。街宣車は「ゆきゆきて神軍」くらいのヤバさが欲しかったです。カルト入信の清水富美加が出演しているのも話題性があります。主人公が屁をこくと笑えます。前半の方が面白かったですし、ラストは格好良いお爺ちゃんたちとして啖呵を切ったりする事もなくスッキリとせず残念です!!
まあまあ
悪くない たけしの好きな人 好きなコント 好きな世界って感じ テレビでコントが作れくなったから こういうのは有かと
もっと 徹底してもよかった たけしは「映画」への尊敬が強すぎるか 映画そのものも食ってしまうぐらい コントにして欲しかった。松本人志やたけしには 本当に好きなものを徹底して 作って欲しい
元気すぎるヤクザたち。
ずっとクスクス笑ってばかりでした(笑)
こんな元気なお年寄りなかなかいませんね。
なんせ元ヤクザなのですから、当然なのかもしれませんが、なんだかんだ事件を起こしながらも、人情を大切にする姿が良かったです。
今時の若者よりも、この年代の年の方のほうがパワフルな気がしました。
藤竜也さんのヤクザ姿も良かったし、ビートたけしさんの刑事役も好きでした。
ビートたけしらしさあふれるコメディ
・酒のツマミに飼ってたジュウシマツを焼き鳥にw
・やくざの組の「一龍会」をラーメン屋と勘違い
・モキチ(中尾彬)の下っ端っぷり
・マサ(近藤正臣)の若頭ぶりはのちの真田丸にも通じる
・オカマのいるなか女装で逃げ去る龍三(藤竜也)のきっちりしたフリオチw
・死んだモキチを盾にやりたい放題www
・下條アトムの小ズルいじじいがはまってた
・露店を吹き飛ばして走るバスジャックに声出た
気軽に見れる北野作品
北野作品は重たい気持ちになるので、見るのに覚悟がいるのですが、こちらの作品は気軽に見ることが出来ます。
北野節は健在で、全体的に切ない雰囲気が漂ってはいるものの、楽しそうに脚本を書かれている武さんが思い浮かぶような笑いが散りばめられていました。
娯楽映画。
ジジイチームの仁義ヤクザに現代的なヤクザチームがひいてる姿が何か面白かった。
北野武にしては珍しく、色鮮やかで娯楽映画な作りでした。
任侠コント映画
名だたる名俳優を揃えて、惜しげもなく観客を笑わせにいくコメディ映画。
極道を引退し、家族には邪険に扱われる元組長のおじいちゃんが振り込め詐欺に引っかかった。
仁義を知らない最近の極道(詐欺グループ)に一石を投じるために、おじいちゃんは昔の仲間と組を作り、反撃する。
と、まあストーリーを要約すればこんな感じではあるが、正直全く話の筋は通っていない。
振り込め詐欺に引っかかったのも詐欺だと知らぬまま話は進むし、色々なところに伏線というか、大枠のストーリーを成り立たせるネタが散りばめられているのに回収しない。
笑いのネタはそれぞれとても面白いのにもったいない。
この映画は、北野武がたまには適当なコメディ映画も作ろうと考え、本人のネームバリューで素晴らしい役者を揃えた趣味の映画である。
細かいことを気にせず、ブラックユーモアに付いていける方なら楽しめるだろう。
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