熊澤尚人
大学卒業後、ポニーキャニオンに入社し、映画プロデュースに携わる。その一方で自主映画を制作し、1994年の「りべらる」がぴあフィルムフェスティバルPFFアワードに入選。ポニーキャニオンを退社後に手がけた短編映画「Tokyo Noir Birthday」(04)は、ポルト国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した。05年、「ニライカナイからの手紙」で劇場長編映画を初監督。以降、ベストセラー小説を映画化した「ダイブ!!」(08)や、人気コミック原作の「君に届け」(10)、「近キョリ恋愛」(14)、劇場オリジナルアニメを実写映画化した「心が叫びたがってるんだ。」(17)といった青春映画で手腕を発揮。沼田まほかるの同名小説を映画化した「ユリゴコロ」(17)では、それまでのイメージを覆すようなミステリーに挑んだ。その他の監督作に「親指さがし」「虹の女神 Rainbow Song」(ともに06)、「おと・な・り」(09)、「ジンクス!!!」(13)など。