心が叫びたがってるんだ。
劇場公開日:2017年7月22日
解説
2015年公開のオリジナル長編アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」を、人気アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人主演で実写映画化。他人と本音で向き合うことができない高校3年生の坂上拓実は、クラスの担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命されてしまう。一緒に任命されたクラスメイトの成瀬順は、幼い頃のトラウマのせいでしゃべると腹痛に襲われるため文字でしか他人と意思疎通できず、同級生からは変わった子だと思われている。担任の提案により、交流会の出し物はミュージカルに決定。そのヒロインを務めることになった順は、拓実のある言葉をきっかけに、これまで心に閉じ込めてきた自分の本当の気持ちを歌にして伝えることを決意する。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で注目を集める芳根京子が順役をつとめ、「四月は君の嘘」の石井杏奈、佐藤浩市の息子で「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の寛一郎が共演。「近キョリ恋愛」「君に届け」など数々の青春映画をヒットさせてきた熊澤尚人監督がメガホンをとる。
2017年製作/119分/G/日本
配給:アニプレックス
スタッフ・キャスト
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2017年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
オリジナルに忠実に実写化している。それほど驚きもないが堅実な作りになっているので、オリジナルのアニメファンも初見の人も違和感なく見られる出来だ。
アニメ版ではしゃべるたまごなどのファンタジー要素もあったが、そのあたりは削ってストレートな青春映画に徹しているので、地味な印象を与えるかもしれないが、役者陣の好演技もあって、しっかりと作り上げられている。
4人の主要キャストがどれも秀逸でオリジナルキャラに迫る存在感だ。中でも佐藤浩市の息子、 寛一郎の力強さと脆さが同居したような佇まいが素晴らしかった。
ヒロインの芳根京子も実写にすると難しいキャラクターをしっかり演じきっていた。小動物っぽい可愛さがとても良かった。
ドラマ「表参道高校合唱部!」で芳根京子の存在を知ってから、常々彼女の歌唱力を生かした作品にもっと出演してほしいと願っていた。ようやくこの実写版「心が叫びたがってるんだ。」で叶ったが、物語の設定上、歌うシーンは限られている。それでも十分素晴らしいが、やはり物足りない。もっともっと歌う映画に今後も出てほしい。
アニメ版に忠実で、オリジナルのファンも納得する人が多いんじゃないかな。ミュージカルの振り付けを練習しているシーンなど、「クラスの皆で作っている」感は、実写版のほうがよく伝わる。俳優たちのがんばりと、演出の巧さと、両方ある気がする。
今年の音楽青春映画としては、春に公開された「ハルチカ」には今ひとつ乗れなかったが、こちらは心から楽しめた。4人の「その先」も、いつか描かれたらいいなと思う。
2022年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ただの学園物作品と侮るなかれ。
いやいや、そんな簡単ジャンルの映画に収まらず、しっかりとしたストーリーと非常に清々しいさの感じられる映画でした。
ある事がきっかけで言葉を失う主人公。
地域ふれあい交流会の出し物を通じて「声」を取り戻す。
高校生たちの葛藤、思いやり、友情、そして恋愛が見事に織りなされて意外と感動作でした。
あれよあれよと⭐️4です😅
数々のJK役をこなしてきた石井杏奈さん。
本作でも変わらぬ存在感でした。
アニメ版も是非見てみたいと思いました。
2021年2月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
言葉で人を傷つけたり傷ついたり。確かに無意識に人を傷つけていたりする時がある。後で気がついても遅い。
言葉。って大事。言葉に出して言わないと相手に伝わらない時がある。優しい言葉で元気になったり。
言葉。って考えると難しい。
芳根京子の目がキラキラしている。流す涙が美しくとても愛らしい。石井杏奈もいい子すぎる。
中島健人はピアノが弾けてカッコいいね。
寛一郎もいい味出している(声が父に似てる)ミュージカルで心が和み。そして青春している物語に感動する。