キム・ジウン

韓国・ソウル出身の監督、脚本家。
ソウル芸術大学演劇科を中退後、舞台演出家としてキャリアをスタート。シナリオ公募でグランプリを獲得した映画「クワイエット・ファミリー」(98)で脚本家・監督としてデビューし、成功を収める。2000年にはソン・ガンホを主演に迎えた「反則王」が韓国内で大ヒット。韓国の古典怪談をモチーフにしたホラー「箪笥 たんす」(03)や、イ・ビョンホンが主演を務めたフィルムノワール「甘い人生」(04)など、多様なジャンルを手がける。
マカロニ・ウェスタンの名作「続・夕陽のガンマン」(67)にインスパイアされて製作したソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン共演作「グッド・バッド・ウィアード」(08)で青龍映画賞の監督賞を受賞。13年に、アーノルド・シュワルツェネッガーのカリフォルニア州知事退任後初の主演作「ラストスタンド」を監督し、ハリウッド進出を果たす。ソン・ガンホと4度目の再タッグとなる「密偵」(16)は韓国でヒットし、百想芸術大賞(映画部門)で監督賞を受賞した。