宮崎大祐
神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部を卒業後、ニューヨーク大学映画学部主催の映画祭でグランプリを受賞。オムニバス映画「TOKYO!」(08)の内、レオス・カラックス監督の「メルド」に美術アシスタントとして参加し、黒沢清監督作「トウキョウソナタ」(08)などで助監督を務める。筒井武文監督作「孤独な惑星」(11)ではじめて映画脚本を執筆。長編監督デビュー作「夜が終わる場所」(12)が海外の映画祭で高く評価され、14年にはベルリン国際映画祭のタレント部門に招待された。アジアの気鋭インディペンデント監督として期待される中、アジア4カ国合作のオムニバス映画「5TO9」(15)では、永瀬正敏を主演に迎え「BADS」を監督。長編第2作「大和(カリフォルニア)」(16)では米軍基地の町で暮らすラッパー少女の生きざまを描き、国内外で20近い映画祭に出品された。17年にはシンガポール国際映画祭のプロデュースで自身初の現代美術展「Specters and Tourist」を開催した。