大和(カリフォルニア)
劇場公開日:2018年4月7日
解説
「夜が終わる場所」の宮崎大祐監督、「霊的ボリシェヴィキ」「たとえば檸檬」の韓英恵主演による、神奈川県大和市を舞台にした音楽青春映画。厚木基地の住所はカリフォルニア州に属しているという都市伝説がまことしやかに囁かれている神奈川県大和市。十代のラッパー・長嶋サクラは米軍基地とともに発展をしてきたこの町で、日本人の母と兄、そして母の恋人で米兵のアビーに囲まれて暮らしている。アメリカのラッパーに憧れるサクラは、ラップの練習とケンカに明け暮れる毎日を送っていたが、そんなある日、カリフォルニアからアビーの娘レイがやってきた。レイとサクラは大好きな音楽の話をきっかけに徐々に距離を縮めていくが……。
2016年製作/119分/日本・アメリカ合作
配給:boid
スタッフ・キャスト
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2018年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
韓英恵がラッパーを目指す主人公を演じる。
出張で度々訪れる神奈川県は大和の駅前。この見慣れた景色から物語がスタートした。
しかし、こんな近くに米軍基地があることを知らなかった。パスポートが必要なアメリカである。
青春真っ只中の彼女たちとは時代や場所が違うとは言え、重苦しいほどの閉塞感や行き場のない憤りに一瞬で同化した。
未熟でテクニックなどないが、彼女のライムには嘘がない。渾身のラップが感動のクライマックスへと…
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見る前は勝手に、ポリティカルで暴力的な映画だろうと勝手に思っていたのですが、むしろ繊細で丁寧な、オーソドックスな日本映画で、流れている時間が心地よく感じる作品でした。空を飛ぶ米軍機がうるさいのですが、そこに対してネガティヴでもポジティブでもない作品のスタンスが、非常に気持ち良かったのだと思います。
最後のラップが、もう少し歌として乗れる感じだったら良かったのにと、つい期待してしまいました。
個人的には住宅街のすぐそばにライブハウスがあるという、あの大和市の街並みが面白くて仕方なかったです。
2018年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
韓英恵が良かったなあって印象が残るよ。
ストーリーはたぶん厚木基地のうんぬんかんぬんに絡めて差別の話とかやってるんだけど、強いメッセージは伝わらないかな。
主人公はラップやってるから「これでメッセージが伝えられるようになった!」てのもあるかも知れないけど、ばりばりにラップやるわけでもないの。