大和(カリフォルニア)のレビュー・感想・評価
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憤る魂から放たれる渾身のラップ
韓英恵がラッパーを目指す主人公を演じる。
出張で度々訪れる神奈川県は大和の駅前。この見慣れた景色から物語がスタートした。
しかし、こんな近くに米軍基地があることを知らなかった。パスポートが必要なアメリカである。
青春真っ只中の彼女たちとは時代や場所が違うとは言え、重苦しいほどの閉塞感や行き場のない憤りに一瞬で同化した。
未熟でテクニックなどないが、彼女のライムには嘘がない。渾身のラップが感動のクライマックスへと…
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心地良い青春映画
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見る前は勝手に、ポリティカルで暴力的な映画だろうと勝手に思っていたのですが、むしろ繊細で丁寧な、オーソドックスな日本映画で、流れている時間が心地よく感じる作品でした。空を飛ぶ米軍機がうるさいのですが、そこに対してネガティヴでもポジティブでもない作品のスタンスが、非常に気持ち良かったのだと思います。
最後のラップが、もう少し歌として乗れる感じだったら良かったのにと、つい期待してしまいました。
個人的には住宅街のすぐそばにライブハウスがあるという、あの大和市の街並みが面白くて仕方なかったです。
韓英恵いいよね
韓英恵が良かったなあって印象が残るよ。
ストーリーはたぶん厚木基地のうんぬんかんぬんに絡めて差別の話とかやってるんだけど、強いメッセージは伝わらないかな。
主人公はラップやってるから「これでメッセージが伝えられるようになった!」てのもあるかも知れないけど、ばりばりにラップやるわけでもないの。
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