大森立嗣
父親は前衛舞踏家で俳優の麿赤児。弟は俳優の大森南朋。大学時代から8ミリ映画を制作し、俳優としても活動。2001年、プロデュースと出演を兼ねた奥原浩志監督作「波」が第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞を受賞する。阪本順治監督作や井筒和幸監督作など、多数の映画に演出部として携わる。05年、長編監督デビュー作「ゲルマニウムの夜」が国内外の映画祭で高い評価を受ける。以降、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10)、「まほろ駅前」シリーズ(11、14)などのメガホンをとる。その後も、「さよなら渓谷」(13)、「セトウツミ」(16)、「光」(17)などすべての監督作で脚本・脚色も兼ねた。18年には、森下典子の人気エッセイの映画化「日日是好日」でメガホンをとる。俳優としての出演映画に「かぞくのくに」(11)、「俳優 亀岡拓次」(15)など。