ケンタとジュンとカヨちゃんの国
劇場公開日 2010年6月12日
解説
孤児院で兄弟のように育ったケンタとジュンは、ひたすら壁を壊すだけの解体工事の仕事(はつり)で生計を立てていた。低賃金で重労働という厳しい環境に加え、陰険ないじめが横行する現実に苛立つ2人は、所属する会社の事務所をぶち壊して、ケンタの兄がいる北を目指し旅に出るが……。出演は、ケンタに松田翔太、ジュンに高良健吾、カヨに安藤サクラ。監督・脚本は「ゲルマニウムの夜」の大森立嗣。
2009年製作/131分/G/日本
配給:リトルモア
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脚本とセリフがほぼ、無意味。
なんだか、疲れてしまいました。
何かと言えば、バーカとか。
シュールなんでしょうか。
アバンギャルドなんでしょうか。
よくわからない。
2020年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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施設育ちで兄弟のように育ったケンタとジュンとジュンのことが大好きなちょっとウザいカヨちゃんが、北海道にいるケンタの兄の元へと旅するロードムービー。
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2人が働いているのは解体工場で毎日目の前の壁を壊しているのに、壊しても壊しても2人の未来は開けてこない。まさに行き止まりの世界に生まれた2人がどうにか世界をぶっ壊せると信じて兄に会いにいく。
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このロードムービーの終わりには絶対ハッピーエンドなんて待ってないわけで、途中でバイクに乗ってるふたりが『イージー・ライダー』っぽかった。
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これは大森監督の社会の底辺で生きる人間映画なので『タロウのバカ』『光』『ぼっちゃん』に通じてる。汚い部屋とか、生活レベルの低さを演出するのほんと上手い。
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それにしても『光』では兄が弟を殺す話で、こっちはジュンが兄同然のケンタを殺す。大森監督って、弟を殺したくて弟に殺されたくもあるんか?とか想像しちゃう(笑)松田優作という偉大な父がいて、兄弟で俳優をやってる松田翔太っていうのも大森監督と似たような境遇だしね。
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2020年10月4日
Androidアプリから投稿
何かあるはず。今よりマシなはずだ。何か変わるはずだ。別の世界に行けるはずだ。そう思いたい。
でも、そんなのは幻想である。彼らを待っていたのは地の果て。信じていた救世主は生きる屍。結局何も変わらないどん詰まり。楽園なんてどこにも無い。
何か虚しいよ。
ケンタがちょいちょい言ってた『俺とお前は違う。』
何が違う?何も違わないよ。所詮同類。
この作品のカヨちゃんの役割って何だったんだろ?
愛に飢え、誰にでも股開く尻軽。ノリで言った『愛してる』を本当バカみたいに信じる痛い女。
結局この子もケンタとジュンと同じ、自分じゃなく他人に希望を見出だす人間なのかね?
2019年10月2日
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鑑賞方法:映画館
素晴らしいブスっぷり。しゃべりかた、行動、服装、表情、セックスのリアクション、全てが百点満点。
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