エマ・トンプソン
英ロンドン出身。父は舞台監督、母は女優、妹も女優になった芸能一家で育つ。ケンブリッジ大学で英文学を学び、かつてモンティ・パイソンのメンバーが所属した劇団「フットライツ」に参加。卒業後はコメディエンヌとしてTV番組で活躍し、脚本も手がけた「アルフレスコ」(83~84)で注目を集める。TVドラマ「戦火燃ゆる時」(87)で共演したケネス・ブラナーと1989年に結婚し、「ヘンリー五世」(89)などでタッグを組むも94年に離婚。「ハワーズ・エンド」(92)で第65回アカデミー主演女優賞を受賞し、翌年の第66回アカデミー賞では「日の名残り」(93)で主演女優賞、「父の祈りを」(93)で助演女優賞にダブルノミネート。脚本・主演を兼ねた「いつか晴れた日」(95)では第68回アカデミー脚色賞を受賞、主演女優賞にノミネートされた。以降の出演作に「ラブ・アクチュアリー」(03)、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(04)、「新しい人生のはじめかた」(08)、「ウォルト・ディズニーの約束」(13)など。ディズニーの実写映画版「美女と野獣」(17)ではポット夫人役を演じた。