「新宿泥棒日記」「WANDA」など選りすぐりの作品を東京日仏学院で「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」コラボ企画
2025年11月12日 16:00

東京日仏学院エスパス・イマージュにて1969年から現在にいたるまで「カンヌ監督週間」で上映された作品6本を上映する特集「自由なる映画たち 7本の映画でたどる『カンヌ監督週間』」が、12月4日~7日、12月18日に開催される。今年で3回目を迎える「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」とのコラボレーション企画だ。
「監督週間Quinzaine des Cinéastes」は、1968年5月革命が起こった翌年の1969年、カンヌ国際映画祭の公式選考プロセスや商業主義的な傾向に異議申し立てをすべく、映画監督協会(SRF)によって創設された独立した併設部門で、現代映画における最も独創的な表現形式を紹介することに重点を置く。第1回の開催のポスターには「自由なる映画 Cinéma en liberté」というスローガンが掲げられた。今日まで世界中の新たな才能の発掘の場として、マーティン・スコセッシ、ライナー・ベルナー・ファスビンダー、大島渚、シャンタル・アケルマン、マノエル・ド・オリベイラ、ジム・ジャームッシュ、ソフィア・コッポラ、ホウ・シャオシェン、黒沢清、ミア・ハンセン=ラブ、アラン・ギロディら、その他数多くの映画監督を輩出した。
上映のほか、映画監督や出演者、映画配給者をゲストに、それぞれの視点から、同部門の映画史的意義を再考する。「M/OTHER」上映後には、諏訪敦彦監督と主演の渡辺真起子(予定)を、「ヴァラエティ」上映後には、同作品の日本での配給を行うプンクテ合同会社の森田佑一氏が登壇する。
また「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」の特別ゲストであり、最新作「イエス」が世界的に高い評価を得ているナダブ・ラピド監督が来日し、同監督の長編三作目となる「シノニズム」の上映、マスタークラスも開催する。
■「新宿泥棒日記」(監督:大島渚/日本)
カンヌ監督週間1969年出品
■「WANDA ワンダ」(監督:バーバラ・ローデン/アメリカ)
カンヌ監督週間1971年出品
■「トゥキ・ブキ ハイエナの旅 Touki Bouki」(監督:ジブリル・ジオップ・マンベティ/セネガル)
カンヌ監督週間1973年出品
■「ヴァラエティ Variety」(ベット・ゴードン/アメリカ)
カンヌ監督週間1984年出品
■「M/Other」(監督:諏訪敦彦/日本)
カンヌ監督週間1999年出品
■「騎士の名誉Honor de Cavalleria」(監督:アルベルト・セラ/スペイン)
カンヌ監督週間2006年出品
■「ある王子 Un prince」(監督:ピエール・クレトン/フランス)
カンヌ監督週間2023年出品
■「シノニムズ Synonymes」 (監督:ナダブ・ラピド/2018年/フランス=イスラエル=ドイツ)
第69回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
・12/5(金)18:30 「M/Other」(147分)上映後のトーク ゲスト: 諏訪敦彦(監督)、渡辺真起子(予定)
・12/6(土) 18:15 「ヴァラエティ」(100分)上映のトーク ゲスト:森田佑一(プンクテ代表)
・12/7(日)15:30 「ワンダ」(103分)上映後の講演 講師:坂本安美(アンスティチュ・フランセ 映画プログラム主任)
・12/18(木)18:30 「シノニムズ」 ゲスト:ナダブ・ラピド(監督)
イベント名:自由なる映画たち 6本の映画でたどる「カンヌ監督週間」
・主催:アンスティチュ・フランセ
・会期: 2025年12月4日(木)~12月7日(日)・12月18日(木)
・会場: 東京日仏学院 エスパス・イマージュ
〒 162-8415 東京都新宿区市谷船河原町15
(スケジュールなど詳細は公式HPにてご確認ください)
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