実写版「ヒックとドラゴン」V2! 「28年後...」2位、「星つなぎのエリオ」3位に初登場【全米映画ランキング】
2025年6月24日 19:00

6月第3週の北米映画市場は夏に向けて活気を増しており、ファミリー映画からホラーまで、さまざまなジャンルの作品が観客を魅了しました。
週末3日間(6月20日~22日)の興行収入ランキングのトップ10では、ドリームワークス・アニメーションの大ヒットアニメ映画シリーズを実写化した「ヒックとドラゴン」(ユニバーサル)が上映館数を増やし、2週連続で首位を獲得。週末3日間で興収3700万ドルをあげました。累計興収は1億6000万ドルに達し、2025年に公開された映画のなかで7位にランクイン。全世界累計興収は、3億5000万ドルを超えています。

第1作「28日後…」(2002)、第2作「28週後…」(07)に続くシリーズ第3作「28年後...」(ソニー)は、2位に初登場しました。本シリーズは、ダニー・ボイル監督による、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界を舞台に繰り広げられる死闘を描いたサバイバルホラー。最新作の舞台は、ウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した恐怖のパンデミックから28年後の世界。生き延びるために海を隔てた小さな孤島に逃れた人々は、身を潜めて暮らしていました。
ジョディ・カマーが島に住む病気の母親・アイラ、アーロン・テイラー=ジョンソンがその夫で、息子・スパイクとともに本土へと向かい、感染者だらけの世界を目の当たりにするジェイミーを演じました。レイフ・ファインズが本土で生き抜いてきた謎の博士・ケルソン、ジャック・オコンネルがギャングのリーダー、ジミー・クリスタルとして登場。第1作でもボイル監督とタッグを組んだアレックス・ガーランドが脚本を担当し、ボイル監督と、第1作で主演を務めたキリアン・マーフィらが製作総指揮に参加。製作費6000万ドルに対し、週末3日間で興収3000万ドルをあげ、低予算で製作された前2作のオープニング興収(それぞれ約1000万ドル)を大きく上回る好成績となりました。

ディズニー&ピクサーの長編アニメ「星つなぎのエリオ」は、3位でデビューしました。本作は、エイリアンが地球にやってくる「リロ&スティッチ」とは逆で、地球の少年が宇宙を冒険する物語。両親を亡くし、叔母・オルガ(声:ゾーイ・サルダナ)と暮らしている少年・エリオ(声:ヨナス・キブレアブ)はある日、地球のリーダーと間違えられて転送され、さまざまな星の代表が集う夢のような星々の世界「コミュニバース」に招かれます。彼はそこで、心優しいひとりぼっちのエイリアンの少年・グロードン(声:レミー・エジャリー)と親友に。ふたりは協力して、エイリアンのリーダーのグライゴン(声:ブラッド・ギャレット)の企みから、コミュニバースを守ろうと奮闘します。
渡辺直美がUSオリジナル版と日本語吹き替え版の両方で、大使・オーヴァ役を務めました。「リメンバー・ミー」でストーリーアーティストを務めたマデリン・シャラフィアン、「私ときどきレッサーパンダ」監督のドミー・シー、「リメンバー・ミー」で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3人が監督を担当。週末3日間で興収2100万ドルをあげました。
10位は、インドのアクション映画「Kuberaa(原題)」(Prathyangira Cinemas)。ダヌーシュ(「グレイマン」)が、ベンガル湾の油田を奪取する計画に騙されるデーヴァを演じています。上映時間は3時間以上で、週末3日間で興収170万ドルを記録。25年のPrathyangira Cinemasの配給作品としては、「Hit: The Third Case(原題)」(オープニング興収100万ドル)よりも良い成績をあげました。
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