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STUDIO4℃最新作「ChaO」、アヌシー映画祭で審査員賞を受賞! 日本作品の受賞は8年ぶり

2025年6月16日 13:30

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審査員賞を受賞し、喜びを爆発させた青木康浩監督
審査員賞を受賞し、喜びを爆発させた青木康浩監督
(C)2025「ChaO」製作委員会

鈴鹿央士山田杏奈が声優を務めるSTUDIO4℃の劇場アニメ「ChaO」が、仏アヌシー国際アニメーション映画祭2025長編コンペティション部門で、準グランプリに当たる審査員賞を受賞した。日本作品の受賞は、片渕須直監督の「この世界の片隅に」以来8年ぶり。

画像2(C)2025「ChaO」製作委員会

手描きアニメーションにこだわった本作は、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」のラインプロデューサーを務めた田中栄子が主宰し、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」「映画 えんとつ町のプペル」などを手がけたSTUDIO4℃の最新作。「世界に発信できる、まったく新しいオリジナルアニメーション作品を」というコンセプトのもと、2016年にプロジェクトが始動し、企画始動から完成までに9年の歳月を費やした同スタジオの力作だ。監督は、OVA「バットマン ゴッサムナイト」を手掛けた青木康浩が担っている。

人間と人魚が共存する未来社会を舞台に、人間のサラリーマンのステファン(鈴鹿)と、人魚王国の姫君・チャオ(山田)の恋路をハートフルに描く。船舶をつくる会社で働くステファンは、ある日突然チャオに求婚され一緒に生活することになってしまう。ともに暮らすなかでステファンは、まっすぐな愛情を向けてくるチャオに少しずつ惹かれていく。

画像6(C)2025「ChaO」製作委員会

6月13日(現地時間)に本作のプレミア上映が行われ、上映後舞台挨拶に青木監督らスタッフが登壇。翌14日は朝からサイン会が行われたが、200人を超す人々が行列を作り、現地のアニメファンから歓迎を受けたという。そして14日夜に授賞式が行われ、長編コンペティション部門で準グランプリに当たる審査員賞を獲得した。

同映画祭では、これまでに「時をかける少女」(2007年/細田守監督)、「カラフル」(2011年/原恵一監督)(審査員特別賞と観客賞をダブル受賞)、「ジョバンニの島」(2014年/西久保瑞穂監督)、「百日紅 Miss HOKUSAI」(2015年/原恵一監督)、「この世界の片隅に」(2017年/片渕須直監督)が審査員賞を受賞してきたが、日本作品として8年ぶりの受賞を果たした。

授賞式の模様
授賞式の模様
(C)2025「ChaO」製作委員会

挨拶に立った青木監督は、「ここにこうして立っていることが信じられません。作品はコメディなので、ギャグがいっぱいありますけども、台詞によるギャグは禁じ手としていました。そのおかげで海外の人達に広く笑いが理解してもらえたのだと思います」と受賞の喜びを語り、「(チャオのぬいぐるみを指さし)チャオです。この風船のような体でこのまま世界をふわふわと飛んでいってもらえばいいなと思っています。ありがとう!」と感謝のメッセージを送った。

なお、本作は7月17日から開催される北米最大のジャンル映画祭である「ファンタジア国際映画祭」のコンペティション部門にもノミネートが決定しており、その行方にも注目だ。

ChaO」は8月15日から全国で公開。

写真左から田中栄子(プロデューサー)、青木康浩監督、小島大和(キャラクターデザイン)、古屋勝悟(演出)
写真左から田中栄子(プロデューサー)、青木康浩監督、小島大和(キャラクターデザイン)、古屋勝悟(演出)
(C)2025「ChaO」製作委員会
クロージングパーティで急遽行われたサイン会にはファンが殺到した。
クロージングパーティで急遽行われたサイン会にはファンが殺到した。
(C)2025「ChaO」製作委員会

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