魔女の宅急便(1989)
劇場公開日 1989年7月29日
解説
角野栄子の同名タイトルシリーズを、宮崎駿監督が映画化したスタジオジブリの長編アニメーション作品。古くからのしきたりに従い、修行の旅に出ることになった13才の魔女、キキ。黒猫ジジとともに港町にたどりついたキキは、パン屋のおソノに気に入られ、店の手伝いをしながら配達屋を始めることにするが……。ヨーロッパを舞台に、少女が成長していく姿を描き大ヒットを記録した。
1989年製作/102分/日本
配給:東宝
スタッフ・キャスト
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2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波
最初に鑑賞したのは中学生時代だったろうか。
高山みなみさんのキキ、佐久間レイさんのジジの声が、ベストマッチだなあと驚いたことを最近の出来事であるかのように覚えている。
思い出深いシーンは数あれど、パン屋のおソノに気に入られて配達屋を始めるまでの前半パートは大きな波がないのにもかかわらず、つぶさに覚えているのは何故だろうか……。
児童文学ではその後のキキも描かれているが、映画で再びこの世界を楽しむことは叶わないだろうなあ……。
2022年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
子供の頃に初めて観た時は難しかった記憶がある。でもすごく背伸びしたような気持ちになった気がした。
歳を重ねながら自分と重ね合わせて観てくると、社会に出てうまくいかないこと、ざわざわした気持ち、憧れや嫉妬や葛藤など落ち込むこともあるけど人生ってその繰り返しなんだなぁと思うと、キキが様々な人に助けられて前を向いていく姿を見ると元気がもらえます。
最近観たら、オープニングのキキの両親が見送る場面はぐっときちゃいました。親の気持ちを思うとパパに泣けちゃう。
海が見える街、パン屋さん、音楽、全体的な雰囲気も好きだし、何回観てもいろいろな発見があるのでこの作品は好きです。
2022年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ジブリ作品鑑賞14作品目。以前から観たいと思っていたジブリ作品ナンバーワン。なかなか借りられずようやく鑑賞。
幼いキキが魔女の修行に旅立ち、社会の厳しさを知りながら色んな人との出会いを通じて成長していく物語。
まずとにかくBGMがよかった。海のきれいな舞台や背景ともとてもマッチしていた。ユーミンも、『海の見える街』も、言葉に言い表せないくらい。
次にストーリー。魔法使いで空が飛べて、猫と会話ができる。そんなファンタジックな世界観ながら、少女が知らない街に一人で上京(?)し、社会の厳しさを学ぶという、子供にも大人にも向けた面白いストーリーでした。自分が想像していた、いわゆる子ども向けの「魔女の宅急便」とは違っていて、驚きましたね。
キキの思い悩むシーンが数多く出てきますが、なんとも言えない甘酸っぱい気持ちになりますね。知らない街に出て、そんな中でも優しい人たちはたくさんいる。出会いって素晴らしいなあ。
そしてさすが宮崎駿作品、セリフにはしない表現、考察が捗っているようです。魔法が使えなくなった理由、とかね。
今まで観たジブリ作品ともどこか一味違う、そんな作品でした。
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