英NMEが選ぶ2024年上半期のベスト映画15本
2024年7月8日 12:00
英NMEが2024年上半期のベスト映画15本を選出した。
「Back To Black」は、2011年7月に死去した英歌手エイミー・ワインハウスさんを描く伝記映画。「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のサム・テイラー=ジョンソンが監督し、歌手で俳優のマリサ・エイブラがワインハウスさん役、ジャック・オコンネルが元夫ブレイク・フィールダー・シビル役を演じた。
A24製作・配給の「I Saw The TV Glow」は、ティーンエイジャー2人が大好きな超常現象番組を通じて意気投合するが、番組がなぜか突如終了してしまうというホラー映画。ジャスティス・スミスとブリジェット・ランディ=ペインが主演、リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストがスミスの父親役で出演している。
「Late Night With The Devil」は、「プリズナーズ」「ブレードランナー 2049」のデビッド・ダストマルチャンが主演。1977年に人気番組の司会者が、視聴率を上げるためハロウィンにオカルトをテーマにした生放送に挑戦するが、とんでもない事態に発展するというドキュメンタリースタイルのホラー映画だ。
これらのほかに、日本でも公開されていたり、今後公開が予定されている作品がラインナップされている。英NMEが選ぶ2024年上半期のベスト映画15本は、以下の通り。
「Back To Black」/サム・テイラー=ジョンソン監督
「チャレンジャーズ」/ルカ・グァダニーノ監督
「シビル・ウォー(原題)」/アレックス・ガーランド監督
「デューン 砂の惑星 PART2」/ドゥニ・ビルヌーブ監督
「マッドマックス フュリオサ」/ジョージ・ミラー監督
「ヒットマン」/リチャード・リンクレイター監督
「I Saw The TV Glow」/ジェーン・シェーンブルン監督
「Late Night With The Devil」/コリン・ケアンズ&キャメロン・ケアンズ監督
「ザ・ビートルズ Let It Be」4K版/マイケル・リンゼイ=ホッグ監督
「モンキーマン」/デブ・パテル監督
「哀れなるものたち」/ヨルゴス・ランティモス監督
「プリシラ」/ソフィア・コッポラ監督
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」/アレクサンダー・ペイン監督
「関心領域」/ジョナサン・グレイザー監督
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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
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