ビートルズ レット・イット・ビー
劇場公開日:1970年8月25日

解説
ビートルズの新曲Let It Beから題名を得た、ビートルズ主演映画の第三作。製作はニール・アスピネル、監督はマイケル・リンゼイ=ホッグ。撮影はトニー・リッチモンド、レス・パロット、ポール・ボンド、録音はピーター・サットン、ロイ・ミンゲイ、ケン・レナルズ、編集はトニー・レニーがそれぞれ担当。出演は「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」「HELP! 四人はアイドル」のビートルズのメンバー、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター。
1970年製作/81分/イギリス
原題:The Beatles Let It be
配給:ユナイト
ストーリー
この映画は、初めから終りまで、下げいこなしの、ぶっつけ本番で撮影された。場所はロンドンにあるアップル・ビル。セットしたカメラは、演奏し仕事をしているビートルズを追い、彼等のくつろいだ姿をも見せてくれる。なお、この映画のハイライトともいえるのは、アップル・ビル屋上での、彼等のレコーディング風景。彼等が演奏する音を聞きつけて、下の通りには、たちまち何万という人々が集まり、交通は渋滞。整理する警官は、この有様にイライラするばかりという状態。近くのビルの窓からも、ビートルズを見、彼らの音楽を聞こうとする人々が顔を出し、屋根の上にもファンがすずなりになってしまった。また、この映画にはジョン・レノンの妻小野洋子も顔を出している。練習したり、即興演奏をやったり、ふざけたり、気のきいた冗談を、言い合ったりするビートルズにまざって、彼女も、自宅に、内輪の人間だけが集まった時のように、はしゃいで、冗談を言う。このようなシーンを捜入しながら、この映画では、タイトルにつかわれている、ビートルズの最新アルバム「レット・イット・ビー」に収められている曲を中心として、次々と彼等のすばらしい曲を聞くことができる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・リンゼイ=ホッグ
- 製作
- ニール・アスピノール
- 撮影
- トニー・リッチモンド
- レス・パロット
- ポール・ボンド
- 録音
- ピーター・サットン
- ロイ・ミンゲイ
- ケン・レナルズ
- 編集
- トニー・レニー