逃れられない“悪夢”を描いた映画5選 アリ・アスター新作「ボーはおそれている」や「パプリカ」など
2024年1月27日 09:00

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督の最新作「ボーはおそれている」が、2月16日から公開される。“永遠に忘れられないラスト”が待つ、悪夢のオデッセイ(帰省)スリラーである本作にちなみ、悪夢がキーワードとなる映画を紹介する。

気鋭の映画スタジオA24とアスター監督が3度目のタッグを組み、「ジョーカー」のホアキン・フェニックスが主演を務める。
日常のささいなことでも不安になる怖がりの男ボー(フェニックス)は、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。急いで母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかったー。次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のり。これは現実か? それとも妄想、悪夢なのか。いつしかそれはボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。

本年度賞レースの台風の目「オッペンハイマー」でも話題のノーラン監督がレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙ら超豪華メンバーを迎えて生み出したSFアクション。
眠っている人間の夢の中に潜り込み、その潜在意識から貴重な情報を盗み出すスペシャリスト、コブ(ディカプリオ)。その才能で暗躍する一方で最愛の人を失い、国際指名手配されていたが、そんな彼に人生を取り戻すチャンスとして、およそ実現不可能な任務“インセプション”が与えられる。夢の中で夢に入り、さらにその中の夢へ。 “夢の多層構造”という複雑怪奇なシステムを作りあげ、現実と夢の境界に溺れるような感覚を生み出したノーランの緻密な脚本は、新感覚のサスペンスとして世界中で大ヒットした。

「インセプション」にインスピレーションも与えたとも言われる、日本の劇場アニメーション映画。他人の夢を共有できる画期的テクノロジーDCミニ。精神医療研究所に勤める研究者・千葉敦子は、コードネーム“パプリカ”として、DCミニを使って夢をクライアントと共有、日々悩める人たちのケアをしていた。しかし、ある日DCミニが何者かによって盗難、悪用されてしまい、その副作用によって研究所のメンバーたちは次々と精神が破壊されていく。千葉は、彼らを救おうとまたDCミニを使って夢の中へと入るが、思わぬ罠にハマってしまう。狂気的とも言える圧倒的な美しさを誇る映像で、見る人に夢と現実の境目を曖昧にさせながら、極上の悪夢の世界へと惹き込んでいく。

「ベイビー・ドライバー」「ショーン・オブ・ザ・デッド」で知られ、批評家やファンからの信頼も厚いエドガー・ライト監督によるタイム・リープ・サイコ・ホラー。
ファッションデザイナーになる夢を実現するため、ロンドンのデザイン学校に入学したエロイーズ。しかし、同級生たちとの寮生活に馴染めなかった彼女は、ある家に間借りすることになったが、その部屋で眠りについた夜、なぜか60年代のソーホーにいた。夢の中で歌手を目指すサンディと出会ったエロイーズ。やがて夢の中でサンディと出会うたび、身体も感覚も彼女とリンクするようになっていくが、ある夜、サンディが殺害される現場を目撃してしまう。
目を覚ました後に現れる60年代の亡霊たちなど、夢の世界と現実の世界の境界が徐々に溶けていく中、エロイーズは必死に現実に向き合おうとするが……。美しいファッションと劇中彩る名曲も秀逸。全編を彩る魅惑的な60年代ロンドンも堪能できる。

「レスラー」「ザ・ホエール」のダーレン・アロノフスキーによる、美と狂気の心理スリラー。
ニューヨークのバレエカンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、人生の全てをバレエに捧げていた。ある日、そんな彼女に白鳥の湖のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし、ライバルとプリマの座を巡って、熾烈な争いを繰り広げていく中、ニナは、プレッシャーによって次第に精神的に追い詰められていってしまう。自らの心の闇へと落ちていくニナを演じたポートマンは、本作で第83回アカデミー賞主演女優賞を受賞した。
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