ジョン・ウー監督、20年ぶりのハリウッド映画「Silent Night」の公開日が決定
2023年9月28日 13:00

米脚本家組合(WGA)と業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)の交渉再開によりストライキ終結への期待が高まるなか、ハリウッドの正常化を見越した大手スタジオ各社が新作映画の公開日を相次いで発表するという現象が起きている。
米パラマウント・ピクチャーズが、パラマウント+で配信予定だったミュージカル映画版「ミーン・ガールズ」を2024年1月12日から劇場公開、加えて製作費170万ドルと低予算ながら世界累計興行収入で2億1600万ドルを稼ぎ出すサプライズヒットとなったホラー映画「スマイル」の続編(タイトル未定)を、同10月18日に全米公開すると発表したのに続き、ライオンズゲートは、香港アクション映画界の巨頭ジョン・ウー監督による話題の新作アクション「Silent Night(原題)」の年内公開を発表した。
「Silent Night(原題)」は、「フェイス/オフ」「M:I-2」など数々のハリウッド大作を手がけてきたウー監督が、2003年の「ペイチェック 消された記憶」以来約20年ぶりにメガホンをとるアメリカ映画とあって、大きな注目を集めている話題作。
クリスマスイブの夜、ジョエル・キナマン(「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」)演じる主人公は、息子と連れだって街中に繰り出すが、ギャングの銃撃戦に巻き込まれ、自分は一命を取りとめたものの、幼い愛息子を目の前で殺されるという悲劇に見舞われる。その際に受けた銃弾で声帯を損傷し、声を失った父親は、息子の仇を討つべく過酷なリハビリをはじめる、というストーリーだ。
主人公が声を出すことができないという設定から、全編セリフなしというユニークかつ野心的な本作は、新鋭ロバート・アーチャー・リン(「リベンジ 極限制裁」)が脚本を執筆。「ジョン・ウィック」シリーズのベイジル・イバニクとエリカ・リー、クリスチャン・マーキュリー(「FALL フォール」)、監督のウーがプロデュースにあたる。
キャストには、主演のキナマン以下、「クライシス」「ドント・ルック・アップ」のスコット・メスカディ、ハロルド・トレス(「MEMORY メモリー」)、カタリーナ・サンディノ・モレノ(「ドクター・エクソシスト」)ら国際色豊かな個性派俳優が集結。
「Silent Night(原題)」は、12月1日から全米で公開される。
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