「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」第1作のヒロインが再登場! マット役のシャイア・ラブーフの現在は? トリビアまとめ【金曜ロードショーで放送中】
2023年6月30日 21:00

本日6月30日に15年ぶりの新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が封切られ、日本テレビ系「金曜ロードショー」では前作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」が放送中です。同番組では、過去3作に加えて最新作でもインディ・ジョーンズの声を担当した村井國夫による吹き替えを新録音。吹き替え派には特に見逃せない内容となっています。
本記事では、あらすじやキャスト、スタッフ、日本語吹き替え声優などの基本情報に加えてトリビアネタも紹介。80歳を迎えたフォードは、「運命のダイヤル」でインディ役を引退すると宣言。最高のトレジャーハンターにしてスーパーヒーローの最後の雄姿を見届ける前に、前作をしっかりおさらいしておきましょう!

スティーブン・スピルバーグが監督し、ハリソン・フォードが主演、ジョージ・ルーカスが原案・製作総指揮した冒険活劇「インディ・ジョーンズ」シリーズの第4作。前作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」以来19年ぶりに続編として製作され、ソ連が台頭した1957年の世界を舞台に、南米アマゾンの山奥に眠る秘宝を巡る冒険を描いた。
KGBの女スパイ、スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連軍がアメリカ国内の米軍基地を襲撃。彼らに捕らえられたインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は神秘の力を秘めたクリスタル・スカルの捜索を強要される。スパルコのもとからなんとか逃げ出したインディの前に、今度はマット(シャイア・ラブーフ)という青年が現れる。マットによると、クリスタル・スカルを追っていたインディの旧友オクスリー教授(ジョン・ハート)に危機が迫っているという。クリスタル・スカルの謎を解くため、インディとマットはペルーへと向かう。
製作:フランク・マーシャル
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
共同製作:デニス・L・スチュワート
原案:ジョージ・ルーカス、ジェフ・ネイサンソン
脚本:デビッド・コープ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
イリーナ・スパルコ:ケイト・ブランシェット(本田貴子)
マリオン・レイヴンウッド:カレン・アレン(土井美加)
マット・ウィリアムズ:シャイア・ラブーフ(細谷佳正)
ジョージ・マクヘイル:レイ・ウィンストン(松井範雄)
ハロルド・オクスリー教授:ジョン・ハート(中博史)
ディーン・チャールズ・スタンフォース:ジム・ブロードベント(坂口芳貞)

19年ぶりにインディ役を演じたフォードは、撮影当時65歳。しかし、当時のインタビューで「(衣装のサイズは)全く同じだよ。20年前のぼくの体型に合わせて作ったものだから、今回、それをきちんと着こなすことができて、とても嬉しかった。体型が変わっていない、ということだからね」とコメント。
最新作「運命のダイヤル」ではさらに時が流れ、一層渋みが増したフォードですが、その凛とした佇まいは健在。お馴染みのつば広帽子&革ジャケット姿で、最後にどんな雄姿を見せてくれるのか。期待が高まります。

第1作「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」で、インディの元恋人として登場したマリオンがヒロインとして再登場。1作目では冒険を通してインディとマリオンが再び恋に落ちるまでが描かれましたが、本作でインディが結婚式直前に蒸発し、マリオンが別の男性と結婚していたことが発覚。マリオンの夫は第二次世界大戦で戦死しており、再会した2人の関係に再び進展が。映画の中盤では、マリオンがインディに隠していたある大きな秘密が明らかになります。
マリオン役のカレン・アレンは本作のプロモーションで初来日を果たし、会見では「このチームで再び映画を作れたことがとにかく嬉しい。そして、27年前の『レイダース』で恋に落ちたマリオンというキャラクターを再び演じることが出来るのはとても幸せだと思う」と復帰の喜びを語りました。
最新作「運命のダイヤル」についても、アレン自身やファンからマリオンの登場を期待する声が上がっていましたが、公式発表はなし。スクリーンで真相を見届けましょう。

「ディスタービア」「トランスフォーマー」でスティーブン・スピルバーグの目に留まり、本作でインディの相棒となるマット役にキャスティングされたラブーフ。当時、期待の新鋭として熱い視線が注がれましたが、私生活で飲酒問題や喧嘩騒ぎを起こし、“ハリウッドの問題児”としてゴシップ誌を賑わせることに。
大作の主演からは遠ざかりましたが、その後も「フューリー」(14)や「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」(19)など良作に出演。「ハニーボーイ」(19)では脚本家デビューも飾るなど順調にキャリアを重ねていましたが、20年に元恋人から性的暴行および精神的虐待で訴えられ、キャリア存続の危機に立たされました。
現在は俳優業に復帰しており、フランシス・フォード・コッポラの新作「メガロポリス(原題)」に出演しているほか、アル・パチーノ、ジョン・トラボルタ、ビゴ・モーテンセンと共演するデビッド・マメット監督のスリラー「Assassination(原題)」の撮影などが控えています。

本作のキャスティングが発表された際、ケイト・ブランシェットはインディの新たな恋人役との噂で、製作サイドでも同様のアイデアが出ていたようですが、ブランシェットは悪役となるソ連の軍人イリーナ・スパルコを熱演。
ブランシェットと言えば、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで演じたエルフの女王ガラドリエル役で知られ、プラチナブロンドヘアの印象が強いですが、本作では黒髪のボブヘアで大胆にイメージチェンジ。現場でウィッグを外したブランシェットを見たフォードは、イリーナ役だと気付かなかったとか。

劇中では、超自然的パワーを持つ秘宝として登場する“クリスタル・スカル”。実際は水晶で作られた人間の頭蓋骨模型で、これまでに十数個が確認されています。
最も有名なのは中南米の遺跡から見つかったと言われる“ヘッジス・スカル”で、その神秘性から様々な憶測を呼びました。しかし、現代の精密検査によって加工跡が見つかり、近代に作られた可能性が高いことが判明。ただ謎は完全には解明されておらず、オカルト的な力をもつオーパーツ(発見された場所や時代にあるはずがない、高度な加工が施された遺物)だと考える信奉者も少なくありません。

本作の冒頭、ソ連兵に囚われたインディが連れてこられたのは、ネバダ州にある軍事基地「エリア51」。米政府の機密書類などが保管されている倉庫があり、実は第1作「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」のエンディングで聖櫃が“極秘扱い”で保管された場所。インディが隙をついて逃げ出す際、箱が壊れて聖櫃の一部が姿を見せることから判明し、ファンの間で話題となりました。
他にも、インディの書斎机には第3作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」に登場した父親のジョーンズ博士(ショーン・コネリー)の写真が飾られていたり、第1作と第3作でインディの上司であり良き友人として登場したマーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)の銅像が出てきたり、製作陣のシリーズ愛を感じる小ネタがちりばめられています。

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