「パディントン」シリーズ第3弾にアントニオ・バンデラス、オリビア・コールマン
2023年6月28日 12:00
大ヒット映画「パディントン」シリーズの第3弾「パディントン・イン・ペルー(原題)」に、アントニオ・バンデラス(「ペイン・アンド・グローリー」)、オスカー女優オリビア・コールマン(「女王陛下のお気に入り」)、レイチェル・ゼグラー(「ウエストサイド・ストーリー」)、エミリー・モーティマー(「ヒューゴの不思議な発明」「メリー・ポピンズ リターンズ」)ら多彩な実力派俳優陣が出演することが明らかになった。米バラエティが独占で報じている。
1958年に第1作が出版されて以来、今なお世界中で愛され続けるマイケル・ボンドの児童文学シリーズ「くまのパディントン」を実写映画化した同シリーズは、ペルーのジャングルの奥地からイギリスのロンドンにやってきた、真っ赤な帽子をかぶったパディントンの冒険を描くファミリーコメディ。2015年の「パディントン」と続編「パディントン2」(17)は、2作合わせた世界累計興行収入で5億ドルを超える大ヒットを記録した。
シリーズ第3作では、老人ホームならぬ老熊ホームに入居したルーシーおばさんを訪ねるべく、ブラウンさん一家を従えて故郷ペルーに舞い戻ったパディントンが、アマゾンのジャングルからアンデス山脈の頂上まで、ペルーの大自然を舞台に思いがけない大冒険を繰り広げることになる、というストーリーだ。
パディントンの声を演じるベン・ウィショーとルーシーおばさんの声を演じるイメルダ・スタウントン、バード役のジュリー・ウォーターズ、ブラウンさん一家の面々を演じるヒュー・ボネビル、マデリーン・ハリス、サミュエル・ジョスリンが揃って続投するものの、メアリー役のみサリー・ホーキンスからモーティマーにバトンタッチ。新たにキャストに加わったコールマンは、ルーシーおばさんが暮らす老熊ホームをきりもりする陽気な修道女役を、バンデラスはブラウンさん一家のペルーでの冒険を手助けする勇敢なリバーボートの船長ハンター・キャボット役を、ゼグラーは彼の娘ジーナ役をそれぞれ演じるという。
シリーズ前2作に続き、仏スタジオカナルと英製作会社ヘイデイ・フィルムズによる共同製作のもと、マーク・バートン、ジョン・フォスター、ジェームズ・ラモントが共同で脚本を執筆。ミュージックビデオやコマーシャルの監督として数々の受賞歴をもつ新鋭ドゥーガル・ウィルソンが長編映画初メガホンをとる「パディントン・イン・ペルー(原題)」は、7月中旬からイギリスとペルー、コロンビアで撮影開始を予定している。