実写版「美女と野獣」あらすじ・キャスト・吹き替え声優・トリビアまとめ ベルと「ハリポタ」ハーマイオニーの共通点は?
2023年6月9日 21:00

映画史に残るディズニーの名作アニメを実写映画化した「美女と野獣」が、本日6月9日午後9時から、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されます。
ベルと野獣の絆が徐々に深まっていくラブストーリー、個性豊かな城の使用人たち、アニメ版さながらの忘れられない名シーンや珠玉の楽曲の数々など、見どころ満載。この記事では、映画.com編集部が、あらすじ&概要、キャスト、日本語吹き替え版声優、スタッフ、トリビアなどをご紹介します。


呪いで野獣の姿に変えられた王子と、美しく聡明な女性ベルが惹かれ合っていく姿を描く、名作ディズニーアニメ「美女と野獣(1991)」。第64回アカデミー賞でアニメ映画として初めて作品賞にノミネートされ、作曲賞と主題歌賞を受賞した。実写映画版では、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンがベル、ドラマ「ダウントン・アビー」のダン・スティーブンスが野獣を演じた。同作は、累計興行収入5億440万ドルで、歴代興収ランキング19位(時点)を獲得するなど、世界的に大ヒット。日本国内でも、17年の興収ランキングで、第1位を記録した(※文化通信社調べ)。
魔女に呪いをかけられ、醜い野獣の姿となったひとりの王子。魔女が残していった1輪のバラの花びらがすべて散るまでに「真実の愛」を見つけなければ、永遠に人間に戻れなくなる。希望をなくし失意の日々を送っていた野獣と城の住人たちの前に、城に迷い込み閉じ込められていた父を探しに、美しい町娘ベルが現れる。自分の価値観を信じて生きるベルは、恐ろしい野獣の姿にもひるまず、彼の持つ本当の優しさに気付いていく。



エマ・ワトソンは、2017年3月2日(現地時間)に行われたUSプレミアで、「私が1番ベルに刺激を受けたのは、彼女がほかのヒロインと比べて安定を求めていないところ。彼女は広い世界を見たい、広い世界を旅してみたいの。結婚にも興味がないのよ。そんな彼女に『Oh my God!』と何か新しさを感じたわ。ほかの人と彼女は少し違っていて、そんなところが大好きなの」と、演じたベルの魅力を紐解いた。
2月23日(現地時間)の英ロンドンプレミアでは、ベルと、かつて演じた「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニーの共通点について、「ふたりとも本が好き、学ぶことが好き、そして自分の周囲の世界に対して好奇心に満ちていることが共通しているわ。『美女と野獣』の撮影が終了した日がちょうどハーマイオニー役に決まった日と同じで、まるで私のハーマイオニーとしての旅路が『美女と野獣』という終点にたどり着いたような不思議な達成感があったの!」と語っていた。ワトソンは、同時期に実写版「シンデレラ」や「ラ・ラ・ランド」のオファーを断ったという経緯もあり、本作にかける強い思いが伺える。

ワトソンは本作で、ミュージカルに初挑戦。普段の生活で、喉のために加湿を心がけるだけではなく、ある食べ物を我慢していたそう。「乳製品と、それからチョコレートも食べない方がいいと言われたの。チョコレートを食べてはいけないというのが私にとってはすごくつらかった! というのも、私はナーバスになったときは、落ち着くためにチョコレートを食べるクセがあるの(笑)」と、明かしていた。
さらに、アニメ版の名曲で、ベルと野獣による劇中唯一のデュエットソング「愛の芽生え」の撮影でも、ある苦労があった。険悪な雰囲気だったふたりが互いを認め合い、感情の変化に気付いていくシーンで、野獣が大きな雪玉をベルにぶつけるという一幕も描かれる。ワトソンは、「ものすごく巨大な雪の塊だったわ! 実はあのシーンを撮影するのは大変だったのよ。というのも、小道具のアシスタントが私に雪を投げるという仕事を担当したんだけど、私がいた場所がすごく高い位置だったから、雪を飛ばすのがすごく難しかったの。私に当たるまでに13回くらいは投げなくてはいけなかったのよ」と振り返った。

アニメ版から実写版に展開するにあたり、オリジナルの世界観を尊重しながらも、本作では細かな設定を追加。ベルや野獣の過去が明かされるだけではなく、城の使用人たちやベルの父親モーリスの新たな側面が描かれ、野獣と使用人たちの関係も、より強調されている。
ビル・コンドン監督は、17年に来日した際のインタビューで、自身が発案した実写版独自の要素について語る。
「ベルの母親と、彼女が亡くなってしまった理由の部分だね。最初のナンバーとして、モーリスがオルゴールを持っているところがある。オルゴールが流れながら、モーリスは自分が最も幸せだったころを思い出している。彼は絵を描いていて、(その絵は)妻が赤ちゃんをだっこしているという状況から始まる。あの部分は、私のアイデアだよ」
この言葉通り、アニメ版では登場しなかったベルの母が、実写版では物語に深く関わってくる。

本作では、アニメ版で使用された楽曲が網羅されているだけでなく、新たにアラン・メンケンが書き下ろした新作3曲が加わっている。
コンドン監督「最初に、オルゴールが流れているシーンでモーリスが歌うにはちょうどいいと思い、新しい曲『時は永遠に』を追加した。この曲に関しては、ベルが歌う場面もあるね。もうひとつは野獣にとって子守唄になる曲(『デイズ・イン・ザ・サン 日差しをあびて』)で、10年くらい前にアランとティムが作り始めていたものなんだ。それを聞かせてもらい、素晴らしい曲だったから使いたいと思って今回入れたんだよ。3曲目の『ひそかな夢』については、野獣の歌がアニメ版では抜けていたからほしいと思ってね。ブロードウェイ版ではあったけれど、歌詞が本作の内容とは合わなかったから、今回新たな形で入れてみたんだ」
・6月16日「コーダ あいのうた」(地上波初放送)
・6月23日「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(本編ノーカット)
・6月30日「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」(本編ノーカット)
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