美女と野獣(1991)
劇場公開日 1992年9月23日
解説
野獣に姿を変えられた王子と聡明な娘ベルの愛の行方を描いたディズニーの名作アニメ映画。森の中の城で暮らすわがままな王子は、魔女によって醜い野獣に姿を変えられてしまう。魔法のバラの花びらが全て散るまでに“真実の愛”を見つけなければ、永遠に元の姿に戻れないのだという。数年後、城に閉じこもって暮らす野獣のもとに、美しく聡明な娘ベルが現れる。呪いで家財道具に姿を変えられた城の家来たちは、彼女こそ呪いを解いてくれる人物ではないかと考え快くもてなすが、野獣とベルは反発しあってばかりで……。第64回アカデミー賞でアニメ映画として初めて作品賞にノミネートされ、作曲賞と主題歌賞を受賞した。
1991年製作/84分/アメリカ
原題:Beauty and the Beast
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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受賞歴
受賞
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀作曲賞 | アラン・メンケン |
最優秀主題歌賞 | |
詳細情報を表示
2022年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
ディズニープラスで久々に鑑賞。
魔女の呪いによって醜い野獣に姿を変えられた王子と田舎町に住む少女ベルの恋が描かれています。
どの楽曲も印象に残るものが多く、特に「Be Our Guest」は美味しそうな料理や食器で華やかなショーを繰り広げている光景は、ワクワクするぐらい楽しめました。
ここからは、私の考察となります。私の中で多くのディズニー作品には、「見た目よりも中身が大切」というメッセージ性が込められている印象を持っていますが、今作ではそのメッセージが大きく現れているのではないかと考えました。
野獣は醜い姿に絶望し、始めは凶暴な性格で周りとうまく関わることが出来ませんでした。しかし、ベルと出会ったことで次第に城の家来にも優しく接するようになります。それに対し、ハンターのガストンは力強くてハンサムですが、傲慢な性格で自身の価値観ばかりを押し付けます。そのため、ベルとうまく関係を築くことができません。
このように、見た目ではなく中の性格を対比して描くことで、そのメッセージが強く伝わっていると解釈しました。
余談ですが、東京ディズニーランドにあるアトラクション「美女と野獣 魔法のものがたり」では、野獣の城の中を探索できるだけでなく、ティーカップ型の乗り物に乗って名シーンを全身で体験することが出来ます。
気になった方は是非、映画を見た後に乗ってみてください。
2022年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
大好きな作品がまた増えたことを、心から幸せに思います。
・全体的にキャラクターの動きや表情がイキイキとしていて、キラキラしていて大好き
・野獣の人間くささがとても可愛い
・ベルがとても好き。品性正しく嫌なことは嫌という強さがある人。
・ガストンのテーマも好き
・ベルが手当てをするシーンが好き。初めて野獣と対等に接するシーン。ベルいい女すぎる。
・→このシーンがとても効果的だったからそこ、2人に愛が芽生え始めたのも分かる
・愛が芽生えはじめてからの、ベルに対する野獣の声がとても愛おしそうで、優しくて、泣きそうになった
・図書館のシーン夢に溢れていてめっちゃ好き
・細かな表情が表現されていて、とりこになる
・全部を通してとにかく音楽が良い!!!!劇中のミュージカルはもちろん、BGMのなかに次に歌う歌のフレーズが組み込まれているのが良い
・ベルを解放したシーン
愛している、寂しい、行かないで欲しい、自分の魔法もとけなくなる(死んでしまう)
でも彼女の意思を尊重した…!愛だ…!
愛じゃよ、愛…さいこう…となった…
自分のことより相手を思いやること、それが真実の愛だというのはとても納得がいったしなかなかできることじゃない。
ベルが父親の身代わりになる、父親が命がけでベルを助けようとする、これもお互いを愛し合っているからこそ…
・「なぜかって…?愛しているから」このシーンも最高だ…
・ベルが野獣の目を見て誰だかわかり、「あなたなのね」のシーン最高。
「見た目に惑わされないで」という趣旨の物語なら、王子の姿に戻らなくて良かったのではというレビューもあるみたいだけど、
「真実の愛に見た目は関係ない」という趣旨だと私は受け取ったので、人間の姿でも野獣の姿でも真実の愛は揺らがないという部分はとても納得がいった。
・実写版、アニメ版、とみて、ディズニーが描く美女と野獣の枠を飛び越えて、フランスの童話としてうまれた美女と野獣の変遷が気になってきた。つぎは、戦後すぐに作られた美女と野獣を観ようと思う。
少しずつ姿を変えながらも、何年も物語が語り継がれていく…それを作品の中で表現していたのも良かった
何十年も前の御伽噺から、大きく話の趣旨は変わっていないのに、今の私たちの心をうつこの真実の愛が、心から尊い。
2022年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
「美女と野獣」は、何回見たのか正直覚えていません。20回以上は観たと思います。
難しいことは考えず、映画が持つ独特の世界観に引き込まれる映画は、お目にかかれるものではありません。
上映中にスマホを覗き、場合によっては倍速での視聴。理由は色々でしょうが、映画の世界観に引き込まれなかった結果でしょう。
しかし「美女と野獣」では、映画の世界に引き込まれました。
ベルと一緒にお城の中へ入り、家具になった仲間達と愉快におしゃべりをする。当初恐ろしかった野獣も、映画が進むにつれて愛おしくなってきます。
映画の中に入り込んで、気がついたらエンディング。
本当の意味で、時間を忘れさせてくれる映画でした。
2020年8月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
完璧な計算の元で作られた完璧なるエンターテーメント。
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