【実写化されたディズニープリンセスまとめ】シンデレラ、ベル、オーロラ姫に命を吹き込んだ俳優&吹替版キャストは誰?
2023年6月6日 09:00

アンデルセン童話を原作とする1989年製作の名作ディズニーアニメを実写化した「リトル・マーメイド」が、6月9日から公開される。ディズニーミュージカル映画のなかでも、レベルの高い歌唱力を求められる歌姫・アリエル役には、オーディションでロブ・マーシャル監督(「シカゴ」)が絶賛した新人女優ハリー・ベイリーが抜てきされ、日本語吹き替え版声優は、ベイリーに負けない歌唱力を誇る豊原江理佳が起用されています。
ディズニープリンセスといえば、アニメ作品を通して、ファンの心に強い印象が刻まれている存在。それだけに、実写化が発表されるたび、「演じるのは誰?」と大きな注目が集まります。そこで、過去にディズニーアニメを実写化したディズニープラス配信作品から、誰もが憧れるディズニープリンセスに命を吹き込んだ俳優、そして日本語吹き替え版のキャストをご紹介します。

邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)に呪いをかけられた可憐なオーロラ姫を演じたのは、エル・ファニング。子役としてデビューし、10代前半から、ソフィア・コッポラ、J・J・エイブラムス、フランシス・フォード・コッポラら有名監督から引っ張りだこになった彼女が、本作では、囚われの身となった姫のはかなさと、内に秘めた芯の強さを表現。続編「マレフィセント2」では、「誰もが知る『眠れる森の美女』のピンクのドレスを登場させたかった」という自身のアイデアで、ピンク色のドレスを身にまとった姿を披露しました。
日本語版声優は、人気女優の上戸彩が担当。2014年に行われた日本語吹き替え版の完成披露試写会では、アフレコの舞台裏を振り返り、当初はファニングの大人びた雰囲気に似せた声で収録していたが、「自然と日本の10代の女の子の声になって、そちらのほうが良いということになり、最初から収録し直した」と話していました。

当時、人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」のローズ・マクレア役で注目を浴びていたリリー・ジェームズがシンデレラ役に抜てきされ、文字通りのシンデレラストーリーを勝ち取りました。15年の来日インタビューでは、「(ケイト・ブランシェット演じる)継母の仕打ちに耐えかねて、馬にまたがり、屋敷を逃げ出すシーン」がお気に入りだと回答。自身も乗馬の訓練を重ね、「あの姿は人生の主導権を自分で握る、自由と自立の象徴なの」と説明していました。
一方、日本語版声優は、ミュージカル経験も豊富な高畑充希。「シンデレラの持つ純粋さや透明感、勇気や芯の強さがぴったり合っている」という理由で、起用が決まりました。王子役の城田優とともに、日本版エンドソング「夢はひそかに(Duet version)」を歌唱しています。実は、シンデレラ役と王子役の吹き替え声優がデュエットするのは、全世界で日本版だけ。この特別な試みが、ふたりの高い歌唱力があってこそ実現したことは、言うまでもありません。

好奇心にあふれ、自分の価値観で物事を判断する。そんな主人公のベルを演じたのが、「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー・グレンジャー役で知られるエマ・ワトソンでした。トップクラスの人気俳優であると同時に、スクリーンの外では、14年にブラウン大学で英文学の博士号を取得。フェミニストとして男女平等を精力的に訴えているワトソンが起用されたことで、もともと聡明で成熟だったベルが、より知的で先進的な女性像に進化し、実写版成功の重要なエッセンスとなりました。実は、ワトソンは「シンデレラ(2015)」の主演オファーを「自分には向いていない」という理由で断り、そのあとにベル役を引き受けたという経緯があります。
日本語版声優を担当したのは、ミュージカル界の新星・昆夏美。17年に開催された「『美女と野獣』ライブ・オーケストラ(指揮:ニコラス・バック)」では、野獣役の山崎育三郎とともに、約5000人の聴衆を前に、美しいハーモニーを披露しました。

本作は、貧しい若者アラジンと王女ジャスミンの身分違いのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いた物語。世界中で大ヒットし、日本でも興行収入120億円を記録しました。ジャスミンを演じたのは、歌手としてキャリアをスタートさせ、俳優としても活躍するナオミ・スコット。そして日本語版では、その演技力と歌唱力が高く評価されたミュージカル女優・木下晴香が、声優を担当しています。なおアラジン役は、中村倫也が務めました。
アニメ版で第65回アカデミー主題歌賞を受賞したアラン・メンケン作曲、ティム・ライス作詞の「ホール・ニュー・ワールド」はもちろん、実写版のために、ジャスミンが自立へのあふれる思いを吐露する新曲「スピーチレス 心の声」も制作され、その力強いメッセージ性が、多くのファンを感動させました。字幕版と吹き替え版の両方を見て、スコット&木下の歌唱を聞き比べてみては?

愛する父の身代わりとなり、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じるムーランに扮したのは、中国人女優リウ・イーフェイ。およそ1年間のオーディションを経て、マーシャルアーツのスキルや英語力に秀でたイーフェイの出演が決定しました。
日本語版声優は、元宝塚歌劇団花組トップスターの明日海りお。長らく男役を演じてきただけに、アフレコでは「女の子としてムーランが生活しているときに、不自然さが漂ってしまって、男に扮しているときの声がすごくなじむというか、リラックスしてしまう時があるんです。ムーランが一生懸命男の人に混じって、男として振舞うことの健気さとか初々しさがなくなってしまい、ムーランと逆転してしまうような現象が起きてしまいましたね」と、苦労を語っていました。
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