【4月22日はアースデイ】地球の“いま”を考える作品12選 「アバター」「アベンジャーズ エンドゲーム」「天気の子」などをご紹介
2023年4月22日 10:00
本日4月22日は、「アースデイ」。1970年4月22日に、米上院議員のゲイロード・ネルソンが環境問題の討論集会を開催したことをきっかけに誕生したアースデイは、個人や企業が各々の方法で、かけがえのない地球環境を大切にするきっかけを作り、自由にアクションを起こす日とされています。そこでこの記事では、「アバター(2009)」「アベンジャーズ エンドゲーム」「天気の子」といった大ヒット作から、こん身の最新ドキュメンタリーまで、地球の“いま”に触れ、考えることができるディズニープラス配信作品12本をご紹介します。
・大ヒット作に込められた環境への危機意識(3作品)
・アニメーションで知る自然の脅威と尊さ(3作品)
・環境破壊の危機を訴えるスターたちの声(3作品)
・ドキュメンタリーが伝える地球の歴史と“いま”(3作品)
●1.「アバター(2009)」
サイエンスフィクション、アクション&アドベンチャー
自然豊かで神秘的な惑星パンドラを舞台に、驚きの冒険が圧倒的なビジュアルで表現された超大作では、地下資源の搾取をめぐる争いを通じて、美しい自然が容赦なく破壊される様子が描かれた。また、先住民ナヴィ族に降りかかる悲劇は、先進国によって少数民族や先住民族の生活圏が脅かされるという現実の問題を想起させる。
パニック、サイエンスフィクション、スリル、アクション&アドベンチャー
地球温暖化で突然訪れた氷河期が、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンなど、世界各地に大規模な自然災害を引き起こす。作中の東京には、ハンドボールサイズの巨大な雹(ひょう)が降り注いだ。公開からすでに20年近くが経ち、地球温暖化の影響はますます深刻化している。
サイエンスフィクション、ファンタジー、スーパーヒーロー、アクション&アドベンチャー
サノスの“指パッチン”で、全人類の半分が消失。船の航行が減り水がきれいになったおかげで、「ハドソン川でクジラの群れを見た」と語るスティーブ(クリス・エバンス)に対し、ナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)は「物事のいい面を見ろとでも?」と思わずイラっ。ユニークな視点で、自然と人間の関係が言及されている。
●4.「ウォーリー」
サイエンスフィクション、ファミリー向け、アニメーション、アクション&アドベンチャー
舞台は、ゴミだらけになった地球を人類が捨て去り、700年が過ぎた29世紀。地球にひとり置き去りにされたゴミ処理ロボットのウォーリーは、毎日ひたすらゴミ集めを続けていた。そんなある日、ピカピカのロボット、イヴが現れる。過剰な消費の果てに、人間が暮らせなくなるほど汚染された地球の姿が、未来に警鐘を鳴らす。
青春、ファミリー向け、アニメーション、アクション&アドベンチャー、ミュージカル
主人公・シンバの冒険と成長を通して、地球の営みと生命の連環(サークル・オブ・ライフ)をダイナミックに描いたディズニーの代表作。シンバの父親で、サバンナの王だったムファサが命を落とす様子を、ディズニーアニメとしては珍しく、かなり具体的に描いている点からも、本作が自然の摂理に向き合う姿勢がうかがえるはず。
ロマンス、ヒューマン・ドラマ、アニメーション、ファンタジー
生きづらさを抱える若者の“ボーイ・ミーツ・ガール”をみずみずしく描いた大ヒット作。その背景として、気候変動がもたらす豪雨が重要な役割を果たした。自然災害が多い日本で暮らす人間の視点は、新海誠監督が繰り返し用いるモチーフ。雲、空、光、雨といった自然の描写が放つ繊細かつ緻密な美しさは、新海作品の真骨頂だ。
●7.「地球が壊れる前に」
ドキュメンタリー
人気ハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオが、地球環境問題の国連平和大使として、北極圏から南太平洋、カナダの原生林、赤道直下のジャングルなどを訪問。深刻化する気候変動がもたらす危機に触れながら、地球上の生物の絶滅を防ぐために個人、そして社会として取りうる行動を唱える。ディカプリオと何度もタッグを組んできたマーティン・スコセッシが、製作総指揮を務めた。
ファミリー向け、ドキュメンタリーシリーズ、動物&自然
アカデミー賞俳優のウィル・スミスが、地球の驚異とその知られざる神秘を解き明かすべく、オーストラリアの活火山、ナミビアの砂漠、アイスランドの断崖絶壁など、世界の辺境の地をナショナルジオグラフィックのベテラン探検家たちとともに訪ねる。ダーレン・アロノフスキー監督(「ザ・ホエール」)が製作を担当している。
ドキュメンタリー、動物&自然
アフリカのサバンナからアジアの都市景観まで、世界を旅しながら、ゾウの戦略的思考や複雑な感情などユニークでダイナミックな文化の形成に迫り、ゾウが人間にいかに似ているかを明らかにする。「アバター(2009)」のジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮、「マイティ・ソー」のナタリー・ポートマンがナレーションを務めている。
●10.「ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦」
ドキュメンタリー、伝記、動物&自然
1991年6月に長崎・雲仙普賢岳の火砕流に巻き込まれて亡くなったフランスの火山学者であり地球科学者の、カティアとモーリス・クラフト夫妻の軌跡を追う。夫妻が世界各地で集めた貴重な記録や写真、アーカイブ映像を中心に、未知なる火山に魅せられ、人生を捧げたふたりのウィットに富んだ結婚生活のポートレートにも光を当てる。
ドキュメンタリー、ファミリー向け、動物&自然
ウォルト・ディズニーの意志を受け継ぎ設立された野生生物のドキュメンタリー制作会社「ディズニーネイチャー」が、温暖化で絶滅の危機に瀕しているホッキョクグマの子育てに密着。過酷な環境に追いやられ、母親として生きる準備をする母グマの奮闘と、母子の絆を通して、気候変動の最前線が克明に映し出される。
ドキュメンタリー、動物&自然
“天空の島”とも評される南アメリカ大陸の北部・ギアナ高地、テプイと呼ばれる約300メートルもの断崖の頂上に生息する生き物を初めて探索する。神秘的な地形の様子は、「アバター(2009)」の惑星パンドラや、「カールじいさんの空飛ぶ家」のカールと亡き妻エリーが憧れたパラダイスの滝にもインスピレーションを与えたとされている。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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