「プーと大人になった僕」“フワモコ”で愛らしいキャラクターまとめ あらすじ、堺雅人ら吹き替えキャスト、トリビアも紹介
2023年3月31日 21:00
世界中で愛される児童書「くまのプーさん」を実写映画化した「プーと大人になった僕」が、本日3月31日午後9時から、日本テレビ系「金曜ロードショー」で、本編ノーカット・地上波初放送されます(※野球中継終了後に放送)。
あの名作と人気キャラクターが実写化された驚きと喜びはもちろん、忙しい現代人に向けたメッセージがつまった深い人間ドラマ、“本当の幸せ”を知り、極上のスローライフを送るプーさんが発する金言など、見どころ満載。また3月31日は、本作でクリストファー・ロビンを演じたユアン・マクレガーの誕生日という、記念すべきタイミングでもあります。この記事では、映画.com編集部が、あらすじ&概要、キャスト、日本語吹き替え版声優、スタッフに加え、“フワモコ”で愛らしいキャラクターたち、トリビアなどをご紹介します。
●目次
【あらすじ&概要】
【主なキャラクター/キャスト/吹き替え声優の一覧】
【キャラクター詳細】
【スタッフ一覧】
【トリビア1:リアルな実写化を実現した撮影の裏側】
【トリビア2:堺雅人、プーさんの言葉は「お坊さんのありがたい話」】
【トリビア3:ユアン・マクレガーが初来日! 堺雅人と交わした約束】
【あらすじ&概要】
「くまのプーさん」は英作家A.A.ミルンが息子のクリストファー・ロビンのために書いた短編集として1926年に出版され、いまもなお人気の高い児童書のひとつとして、世代を超えて愛されている。ウォルト・ディズニーは娘が夢中になっていた、プーさんと少年クリストファー・ロビンの物語の映画化を考え、66年に短編映画「プーさんとはちみつ」を発表。68年の「プーさんと大あらし」は、第41回アカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞した。
そんな「くまのプーさん」を実写映画化した「プーと大人になった僕」の舞台は、ロンドン。かつて“100エーカーの森”で、プーさんや森の仲間たちと友情を育んでいたクリストファー・ロビンは成長し、大人になっていた。彼は会社で大きな難題を抱え、仕事中心の忙しい日々のなか、家族との時間が持てないことに悩んでいた。そんなクリストファーの前に、かつての親友プーが現れる。
奇跡の再会に戸惑い、プーに翻ろうされながらも、懐かしい日々を思い起こすクリストファー。しかし、仕事を思い出し、急いでロンドンに戻るが、森に仕事の重要な書類を忘れていた。プーと仲間たちは書類を届けるため、娘マデリンの力を借り、ロンドンへと旅立つ。
【主なキャラクター/キャスト/吹き替え声優の一覧】
※声優は23年3月31日の金曜ロードショー版
●クリストファー・ロビン/演:ユアン・マクレガー(声:堺雅人)
●イヴリン・ロビン/演:ヘイリー・アトウェル(声:園崎未恵)
●マデリン・ロビン/演:ブロンテ・カーマイケル(声:遠藤璃菜)
●ジャイルズ・ウィンズロウ/演:マーク・ゲイティス(声:坂東尚樹)
●プー(声:かぬか光明/ジム・カミングス ※英語版)
●イーヨー(声:石塚勇/ブラッド・ギャレット ※英語版)
●ラビット(声:瀧田直樹/ピーター・キャパルディ ※英語版)
●カンガ(声:片岡富枝/ソフィー・オコネドー ※英語版)
【キャラクター詳細】
●クリストファー・ロビン
少年時代に“100エーカーの森”でプーたちと過ごし、友情を深めた。プーたちと別れたあと、寄宿学校に入り、父を亡くしたことで、「一家の支えになるように」と育てられた。大人になり、現在はロンドンにあるウィンズロウ商事のかばん部門で働き、忙しい日々を送っている。
●イヴリン
クリストファーの妻。仕事ばかりの夫とすれ違っている。
●マデリン
クリストファーとイヴリンの娘。勉強熱心で成績優秀だが、父に言えないことを抱えている。
●プー
ハチミツのことばかり考えている、クリストファーの親友。食いしんぼうで、いつもお腹がグーグー鳴っている。マイペースだが、とても優しく、友達思い。
●ティガー
飛び跳ねることが大好きなトラ。お調子者で、いつも陽気。人の上に飛び乗るクセがあり、ときどき周りに迷惑をかけてしまうことも。
●ピグレット
プーのことが大好きな、心優しいが、とても臆病なコブタ。穏やかで誠実な性格で、仲間たちから信頼を得ている。
●イーヨー
おっとりした性格のお人好しなロバ。尻尾をよく無くしている。
●カンガ&ルー
仲間たちを見守るカンガ、やんちゃで頑張り屋のルーという、カンガルーの親子。
●ラビット
頑固で怒りっぽいけれど、森で一番の働き者のウサギ。
●オウル
年長者で物知りなフクロウ。
【スタッフ一覧】
●監督/マーク・フォースター(「チョコレート」「ネバーランド」)
●製作/ブリガム・テイラー(「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」)、クリスティン・バー(「クルエラ」)
●脚本/アレックス・ロス・ペリー(「ハースメル」)、トム・マッカーシー(「カールじいさんの空飛ぶ家」)、アリソン・シュローダー(「ドリーム」)
●撮影/マティアス・クーニクスビーザー(「オットーという男」)
●美術/ジェニファー・ウィリアムズ(「かごの中の瞳」)
●音楽/ジェフ・ザネリ(「マレフィセント2」)、ジョン・ブライオン(「レディ・バード」)
【トリビア1:リアルな実写化を実現した撮影の裏側】
本作では、美術部門がキャラクターたちのぬいぐるみを製作。プーさんのお腹の抱き心地、ティガーの驚きや困惑といった豊かな表情、イーヨーの“ぐったり具合”など、細心の注意が払われており、キャラクターの個性を大切にする製作陣の強いこだわりを感じさせる。
何年も子どもたちに抱きしめられたかのように、リアルに作られたぬいぐるみは、人形遣いのスタッフによって動かされ、撮影が行われた。また、キャストたちが抱くときは灰色の視覚効果用のぬいぐるみ、プーが歩くときはラジコンカーに装着された青い模型を使うなど、それぞれのシーンに合わせ、さまざまな工夫が凝らされている。撮影後は、アニメーターたちがCGで、キャラクターたちに命を吹き込み、リアルな映像を作り上げた。
【トリビア2:堺雅人、プーさんの言葉は「お坊さんのありがたい話」】
日本語吹き替え版でクリストファー・ロビンの声を担当した堺雅人は、本作で実写映画の吹き替えに初挑戦。プーさんについて、「いろんなことを考えさせられます。『今日が一番大事』とか『今日が一番好き』とか、お坊さんのありがたい話を聞いているみたい。プーさんは侮れません。演じていて、考えさせられるセリフがいくつもありました」としみじみ語っていた。
さらに、堺は2018年8月27日に行われた日本語吹き替え版完成披露試写会で、隣のプーを見ながら「取材で1日、(プーが)隣にいたんですが、こちらの気分によって、怒った顔に見えたり、笑った顔に見えたりするのが不思議ですね。いまは緊張しているんじゃないかな(笑)?」とコメント。アフレコと取材を通して、しっかりと絆を深めた様子だった。
【トリビア3:ユアン・マクレガーが初来日! 堺雅人と交わした約束】
クリストファー・ロビンを演じたユアン・マクレガーは、本作で初来日。18年9月4日に成田空港に降り立つと、ファン約500人から熱烈な歓迎を受けた。
翌9月5日に行われたジャパンプレミアには、マクレガーと堺が参加。レッドカーペットで、マクレガーはサイン攻め&写真撮影に快く応じるだけでなく、一口飲んだ水のペットボトルをファンにプレゼントするという驚きの“神対応”を見せた。
劇中の再会シーンに欠かせない“ベンチ”に隣り合って座ったマクレガーと堺。「声をあてさせていただく際、ずっと『ひとつになろう』と思って過ごしていたので、お会いできて嬉しいです」という堺の言葉に、マクレガーは「これから堺さんの作品が英語圏で公開される時には、必ず僕が声をあてると約束します!」とほほ笑んでいた。
【金曜ロードショー 今後の放送予定】
・3月31日「プーと大人になった僕」(地上波初放送・本編ノーカット)
・4月7日「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(初放送)
・4月14日「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」
・4月21日「ボヘミアン・ラプソディ」