チョコレート

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

それぞれ深い喪失感を抱える白人男性と黒人女性が織りなす愛と葛藤を描き、ハル・ベリーが非白人女性として初のアカデミー主演女優賞に輝いたヒューマンドラマ。アメリカ南部の刑務所で看守を務める白人男性ハンクと息子ソニー。ハンクは父譲りの黒人差別主義者だが、心優しいソニーはそんな父に対して深いわだかまりを抱えていた。ある日、ソニーは黒人死刑囚ローレンスの死刑執行前に取り乱し、ハンクから厳しく叱責される。その翌日、ソニーはハンクの目の前で自ら命を絶ってしまう。ショックを受けたハンクは看守の仕事を辞め、自身の生き方を見つめ直すように。そんな折、ハンクは偶然にもローレンスの妻レティシアと知り合う。ハンクをビリー・ボブ・ソーントン、息子ソニーをヒース・レジャーが演じた。監督は、後に「007 慰めの報酬」などを手がけるマーク・フォースター。

2001年製作/113分/R18+/アメリカ
原題:Monster's Ball
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第59回 ゴールデングローブ賞(2002年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ハル・ベリー
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映画レビュー

4.0ハル・ベリーとビリー・ボブ・ソーントン

2023年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。あとで息子役がヒース・レジャーだったことに気づく。
あまりにも苦い。皮肉な巡り合わせで交錯した二人の人生。心に空いた穴を埋めるだけの関係かもしれないし、安穏とした生活が続いていくとは思えないが、それでも寄りかかれる存在があれば、虚無に堕ちていくことはないのだろうか。

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なお

5.0幸せになるのは難しい

2021年11月23日
iPhoneアプリから投稿

でも、優しくなるのは難しい訳じゃない。

本当に素敵な作品で、ありきたりな人種問題のようだけど描き方、切り口の角度が違う映画。

乗り越えるんじゃなくて、そんな悲劇が起きる前に、今、目の前にいる人を見て受け入れてくだけで良いんだと、等身大の自分ができることを語ってるこの映画はすごく好きな作品。

ハルベリーが超可愛い。

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大粒 まろん

4.0ボロボロになりながら生きていく

2021年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

どうしてこう人と人は数奇な運命に満ちているのかと思わずにはいられなかった。
どうにもならなくて、でも生きていかなきゃいけなくて、人生はとても残酷で、複雑で、そんな様をありありと見せつけられる映画でした。

それにしてもなぜ邦題がチョコレートなのか…いや、わかるんだけど、なんか違うと思いました。

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たね

4.0チョコレートみたいに甘くなかった

2021年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

心の内を漏らさないふたりに行動や表情で魅せられた。ハルベリー、ビリー・ボブ・ソーントン、どちらもどっしりとしていてリアルな演技…。彼は「ハーバー」で初めて観たけど、あの時もやっぱり口数は少なかった。

思っていることをすべて伝えることが必ずしも正しいとは限らない、というメッセージを個人的には受け取った。彼は黒人に対する差別感情は消えていないだろうし、彼女だって仕事とはいえ夫の死に関わった人をストレートに愛することは難しいだろう。
だけど傷ついた傷つけられたことをわざわざ伝えなくても、行動やいまの言葉を信じて、長い目で向き合って、のんびりと傷を見せ合っていけたらいいのだと思う。

それにしてもあの生真面目な顔つきでチョコレートアイスを好むなんて、、可愛いなちくしょう。
最後の表情は、相手と築く幸せを願った表情だと信じてます。

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