【第46回日本アカデミー賞】「ある男」が最多8冠! 妻夫木聡が…安藤サクラが…感無量の涙
2023年3月10日 23:10

第46回日本アカデミー賞の授賞式が3月10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、石川慶監督作「ある男」が最優秀作品賞を含む最多8部門(ほか最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞)を制し、幕を閉じた。
「ある男」旋風が巻き起こった第46回は、最優秀作品賞発表時をはじめ美しい涙が多く流れた。石川監督とは3度目のタッグとなった主演の妻夫木聡は、最優秀作品賞が発表されると「彼の才能というものを間近に見ていたという自負があるので、こうやって認めてくださったというのが本当に嬉しいです」と男泣きし、共演の清野菜名も歓喜の涙を流した。
同作での演技が評価されて最優秀助演女優賞に輝いた安藤サクラは、同作撮影中に子育てとの両立に悩み、女優引退を考えていたという。それでも、涙ながらに「この現場で、私はやっぱり現場がすごく好きなんだと気づいた」と吐露し、新たな現場に向かっていることを明かした。
「ケイコ 目を澄ませて」で最優秀主演女優賞を戴冠した岸井ゆきのもまた、ブロンズを受け取ると声を震わせ、零れ落ちそうになる涙をぬぐいながら来場者に向かって映画愛を語った。
「私、映画が大好きなんです。映画を観ることが大好きで……映画を観ている時は、何語でも喋れるし、どこへでも行けるし、何者でもないと思えるからすごく好きです。演じることも、常に役があって、他者があって。他者を演じることで“自分を見る”ことができる。現場から家に帰って、自分の生活を見つめた時に『あー、やっぱり私ってなんでもないんだ』って思えることが安心するんです。そういうことで“自分を見ている”ような気がしています」
第46回日本アカデミー賞受賞者一覧は、以下の通り。
最優秀監督賞:石川慶「ある男」
最優秀脚本賞:向井康介「ある男」
最優秀主演男優賞:妻夫木聡「ある男」
最優秀主演女優賞:岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」
最優秀助演男優賞:窪田正孝「ある男」
最優秀助演女優賞:安藤サクラ「ある男」
最優秀撮影賞:市川修、鈴木啓造「シン・ウルトラマン」
最優秀照明賞:吉角荘介「シン・ウルトラマン」
最優秀音楽賞:RADWIMPS、陣内一真「すずめの戸締まり」
最優秀美術賞:林田裕至、佐久嶋依里「シン・ウルトラマン」
最優秀録音賞:小川武「ある男」
最優秀編集賞:石川慶「ある男」
最優秀アニメーション作品賞:「THE FIRST SLAM DUNK」
最優秀外国作品賞:「トップガン マーヴェリック」
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