日本アカデミー賞「NEW CINEMA FACE 2023」 松村北斗、目黒蓮らが「映画」&「10年後20年後の自分像」について語る

2023年2月15日 04:00


日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE」
日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE」

日本アカデミー賞の第35回(2011年)より開催され、今年で11年目を迎える「新人俳優賞」受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE」。このほど、第46回「新人俳優賞」受賞者撮りおろしビジュアルが披露された。あわせて、受賞者のコメントも到着した。

日本アカデミー賞の歴史の中で、第5回から設けられた新人俳優賞。1982年の初回の受賞者は佐藤浩市真田広之中井貴一石田えりかとうかずこ田中裕子。選出は日本アカデミー賞協会会員約4000人の投票により決定。原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象としている。

「NEW CINEMA FACE 2023」の登場しているのは、小野花梨(「ハケンアニメ!」)、菊池日菜子(「月の満ち欠け」)、福本莉子(「今夜、世界からこの恋が消えても」)、生見愛瑠(「モエカレはオレンジ色」)、有岡大貴(「シン・ウルトラマン」)、番家一路(「サバカン SABAKAN」)、松村北斗(「ホリック xxxHOLiC」)、目黒蓮(「月の満ち欠け」)。2月23日~3月16日に「RAYARD MIYASHITA PARK」(【South】2F入口横、渋谷駅方面エレベーター・2F 歩道橋付近・3F フードホール、【North】2F エレベーター付近)に掲出される。

第46回日本アカデミー賞の授賞式は、3月10日にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催。司会は「花束みたいな恋をした」で第45回最優秀主演女優賞を受賞した有村架純、4年連続となる羽鳥慎一が務める。

第46回「新人俳優賞」受賞者のコメントは以下の通り。「自分にとって『映画』とは? 10年後20年後の自分像は?」について語っている。

小野花梨
 私にとって映画は敵であり味方ですね。自分を生かしているという意味では大きな味方だけど、その中で私は戦っていかなければならないですし、長くこのお仕事をしたいのなら評価され続けなければいけないというシビアさもある。どこかで誰かに求められていなくては出来ないお仕事ですから。10年後20年後も誰かに求めていただけるような存在でいられたらなと思います。

菊池日菜子
 知らない世界を教えてくれるのが映画だと思います。自分のコミュニティの中だけで得られる知識や考えは、どうしても偏ってしまう部分があって、そういった部分を壊してくれるのが映画だと思っています。今後は感情を放出すること、演じること、表現することを楽しみながら俳優として生きていけたらいいなと。それを叶えるためにも今、もっともっと頑張ろうと思います。

生見愛瑠
 どれだけ眠くても夜更かししてしまうほど映画を見る時間は贅沢だなって思っています。普段生きていたら感じない感情に引きずられたり、自分にない価値観を知ることが出来て、すごく勉強になるし面白いです。10年後20年後、その時やりたいことが何かはわからないですけど、物を作ることがすごく好きなので、たくさん経験を積んで何かを作っていたらいいなって思っています。

福本莉子
 日常では体験できないことをスクリーンを通して体験できるところが映画の魅力だと思っています。行き詰まっている時に背中を押してもらったり、生きる上でのヒントが凄く詰まっている。将来的にもこのお仕事は続けられたらいいですね。この賞をきっかけに、いろんな作品、役、自分に出会って、お仕事じゃないところでもいろんなものを学んで、発見して、人として成長していけたらなと思います。

有岡大貴
 いろんなことの源みたいな感じです。普段はグループで活動させてもらっていて、ライブもそうですが、日々インプットが必要だと感じていて。そんなときに劇場で映画を観ることでインスピレーションや刺激を受けて、本当に助けられています。この先も変わらず映画に触れていたいですし、もし俳優として呼んでいただけることがあるのならば、この賞に恥じないお芝居ができたらと思います。
番家一路

映画に出ている人はすごいなと思っていたので「サバカン SABAKAN」に出て、自分が映画の中にいるんだって考えたら不思議な気持ちになりました。また是非やりたいです。10年後20年後も俳優業を続けているか他の道に進むかはわからないけど、楽しんでいてほしいと思います。ほかの道は…お金持ちになりたいというか、楽しく生きていきたいので社長とか!?になりたいです。

松村北斗
 映画は見に行こうと思わないと見られないけど、そういう意味で価値のある物を作って、受け取ってもらおうとする熱量みたいなものを感じます。僕を選んでくれた方に「やっぱりあの時、俺、私、間違ってなかったな。先見の明があったな」と思ってもらえるような10年後20年後でありたいし、映画に憧れみたいなものがあるのでお芝居は「頼むからやめてくれ」って言われるまで挑戦したいですね。

目黒蓮
 映画は、明日も頑張ろうと思えるような、その先の人生になにか影響するような、不思議なパワーのあるエンターテインメントだと思っています。自分が出た作品も誰かを励ますことが出来たら嬉しいです。一回きりの人生なので、10年先も、20年先も悔いのない、少しでも楽しい時間が増えるような生き方ができていたらいいなと思います。

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