新「エクソシスト」にジェニファー・ネトルズ
2023年3月7日 20:00
米ユニバーサル・ピクチャーズが準備を進めている新「エクソシスト」のキャストに、米人気歌手で女優のジェニファー・ネトルズが加わったことが明らかになった。米バラエティが独占で報じている。
少女に取りついた悪魔とふたりの神父との壮絶な戦いを描いたウィリアム・ピーター・ブラッディの同名原作を鬼才ウィリアム・フリードキン監督が映画化した1973年の映画「エクソシスト」は、現在までに世界累計興行収入4億4100万ドルを超える大ヒットを記録し、オカルト映画ブームを巻き起こしただけでなく、アカデミー賞10部門にノミネートされ、脚色賞と録音賞を受賞するなど、批評家からも高い評価を得た。
ホラー映画の金字塔として祀られる同作を、現代ホラー映画の旗手ブラムハウス・プロダクションとモーガン・クリークによる共同製作、ユニバーサルと同社の動画配信サービス「ピーコック」の配給でリブートする新「エクソシスト」は3部作の第1弾として企画されており、名作ホラーの40年後を描いたリブート版「ハロウィン」(2018)とその続編「ハロウィン KILLS」(21)を成功へと導いたデビッド・ゴードン・グリーン監督が、ピーター・サットラー(「レディ・ソルジャー」)と共同で執筆した脚本をもとにメガホンをとる。プロデュースには、ヒットメーカーのジェイソン・ブラムとデビッド&ジェームズ・ロビンソン兄弟があたる。
キャストには、オリジナル版で悪魔に取り憑かれた少女の母親クリスを演じたオスカー女優エレン・バースティンが同じ役柄で復帰するほか、「あの夜、マイアミで」のレスリー・オドム・Jr.、「へレディタリー 継承」のアン・ダウド、リディア・ジュウェット(「ナイトブック」)ら実力派が集結。今回新たに加わったネトルズがどんな役柄を演じるのかは不明だが、関係者いわく「主要な役どころ」とのことだ。
アメリカで絶大な人気を誇るカントリーデュオ「シュガーランド」のメンバーであり、ソロアーティストとしても活躍するネトルズは、米人気ロックバンド「ボン・ジョビ」と共演した06年の「Who Says You Can't Go Home」、08年の「Stay」で2度のグラミー賞に輝いた。15年に人気ロングランミュージカル「シカゴ」で鮮烈なブロードウェイデビューを飾ったのち、「ウェイトレス」をはじめとするヒットミュージカルでブロードウェイの舞台に立つかたわら、米HBOのコメディシリーズ「The Righteous Gemstones(原題)」や映画「ハリエット」などに出演。また、米TBSの人気オーディション番組「Go-Big Show」では審査員も務めている。
新「エクソシスト」は、2023年10月13日に全米公開予定。