広瀬すずの“10歳年下の相手役”に大西利空! 「水は海に向かって流れる」に高良健吾、當真あみが出演
2023年2月10日 15:00
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広瀬すずが主演し、田島列島氏(「子供はわかってあげない」)の人気漫画を映画化する「水は海に向かって流れる」の追加キャストが発表され、大西利空、高良健吾、當真あみが出演することがわかった。
原作は、26歳のOL榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの面々の想定外の日々をつづる物語。映画版では、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そして、バトンは渡された」で知られる前田哲が監督を務め、広瀬が主人公・榊千紗役を演じることが発表されていた。
通学のため、叔父の家に居候することになった高校生の直達。だが、どしゃぶりの雨の中、最寄りの駅に迎えに来たのは、見知らぬ大人の女性・榊さん(広瀬)だった。案内されたのはまさかのシェアハウス、そして、偶然出会ったように思えた榊さんと直達には、過去に思いも寄らぬ因縁があった。
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現役高校生の大西は、物語のキーパーソンとなる直達役で出演。「3月のライオン」「キングダム」などで主人公の幼少期、「るろうに剣心」シリーズでの明神弥彦役でキャリアを重ね、今回は約400人が参加したオーディションを経て抜てきされた。
広瀬と大西は、本作が初共演の機会。それぞれ胸の内を明かしている。
広瀬「自分より年下の方としっかり組んでお芝居をするのが初めてだったので、新鮮でした。テイクによって少しずつ演技を変えると、それを受けて直達も変わっていく姿を間近で見て、“昔の私だ”と思いました」
大西「広瀬さんのお芝居への強い熱量に負けないように臨みました」
前田監督は、大西について「普段は飄々としている低体温な役柄ですが、思わず感情が溢れ出すシーンでは、スタッフ全員が感動するほど出し切ってくれました。二日がかりでの撮影になりましたが、その本気の姿は必見です」とコメント。その熱量にも注目してほしい。
高良は、直達がシェアハウスに住むきっかけとなる、直達の叔父でマイペースな漫画家・茂道役(通称:ニゲミチ)。高良自身が「大人になりきれない茂道で、ダメダメな部分はありますが、彼の純粋な明るさがこの映画の中にはある」と語る通り、本作の全体のカラーを担うといっても過言ではないキャラクターだ。作品については「僕の好きな映画です。映画が楽しい場所に連れて行ってくれる。そんな作品になっています」と自信をのぞかせている。
當真は「カルピスウォーター」のCMでの透明感が話題となり、「かがみの孤城」で主演声優を務め一躍脚光を浴びた。本作で長編実写映画初出演となり、直達のクラスメイトで人気者・泉谷楓に扮している。「私にとって初めての長編映画撮影という事もあり、明るく自分の気持ちに正直な楓ちゃんを演じられるのだろうか、と不安な気持ちもありましたが、前田監督から『そのままでいいんだよ』と言葉を掛けて頂き、リラックスして演じる事ができました」と振り返る。
前田監督は「探しても探しても出会えなかった楓。沖縄に帰る前の少しの時間しか東京にいないという中学三年生の少女と面接することに。会った瞬間に、楓がそこにいました。透明感を持った佇まい、その中に芯の強さを秘めて、真っ直ぐに相手を見る目元と声の美しさは、素晴らしい女優になる証。運命としか言いようのない出会いでした」と語っている。
「水は海に向かって流れる」は、6月からTOHOシネマズ 日比谷ほか公開。追加キャストのコメント全文は、以下の通り。
初めて脚本を読んだ時、大役だったので、正直とても驚きました。
直達のように、何か大きなものを背負う役柄を今まで演じたことがなかったので、不安でいっぱいでした。実際に演じてみると、直達の性格や物語の進行に合わせた感情表現がとても難しかったのですが、だからこそ学べたことも多かったです。
広瀬さんとの共演は、緊張しましたが、本番外でもすごく優しく接していただいて、気持ちが和らぎました。広瀬さんのお芝居への強い熱量に負けないように臨みました。また高良さんには、本当の家族かのように支えていただきました。お芝居でつまずいた時も相談にのってくれて、とても救われました。當真さんは数少ない同年代の共演者で、凄く心強かったです。不安はずっとありましたが、完成した映画を観たら、画がとても綺麗で映画の世界観に直達をはめ込むことができたのかなと少し安心しました。
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脚本を読んだ時、シンプルに「茂道をやってみたい。」と思いました。
主演の広瀬さんは、凛とした佇まいで現場に居て、役に入り込む集中力が凄かったです。大西さん當真さんは2人共必死に現場にしがみついていました。芝居で悔しい思いもしたと思いますが、完成した作品の中の2人はとても素晴らしかったです。
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私にとって初めての長編映画撮影という事もあり、明るく自分の気持ちに正直な楓ちゃんを演じられるのだろうか、と不安な気持ちもありましたが、前田監督から「そのままでいいんだよ」と言葉を掛けて頂き、リラックスして演じる事ができました。自分にない要素を持った人物を演じる難しさも感じました。
私が上手くいかず何度もやり直したシーンにも、広瀬さんはずっと側でお芝居にお付き合いくださいました。本当に感謝しています。大西さんは、熊沢くんの優しさそのままの雰囲気の方でした。同じ歳ということもあり、いい関係で同級生役を演じることができました。高良さんは、緊張していた私に気さくに話しかけてくださって、場を和ませてくださる温かい方でした。
完成した映画を観た時、登場人物それぞれの気持ちが流れ込んできて、なんだか自分に寄り添ってくれるような、そして最後にはスっと前を向かせてくれるような気持ちになりました。ぜひ、多くの方に観て頂きたいです。
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