中国当局がマーベル映画を解禁
2023年1月20日 11:00

3年半にわたって中国市場で事実上禁止となっていたマーベル作品が、再び上映されることが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
マーベルの中国公式アカウントは「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」を2月7日、「アントマン&ワスプ クアントマニア」を2月17日に公開すると発表した。
中国では2019年の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」と「アベンジャーズ エンドゲーム」を最後に、マーベル作品の上映が認可されていない。そのため、「ブラック・ウィドウ」「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」「エターナルズ」「シャン・チー テン・リングスの伝説」「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」「ソー ラブ&サンダー」といったヒット作品はいっさい公開されていなかった。
中国当局は理由を説明していないが、作品ごとの検閲違反(「ソー ラブ&サンダー」ではごく短いLGBTQの場面がある)、作品に関わった監督や俳優の政治的違反(「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督は、過去のインタビューで中国政府を批判する発言をしている)、米中関係の悪化などがその原因として考えられる。
だが、22年下半期、中国当局はマーベルの系列スタジオである20世紀スタジオの「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の公開を認可。同作はすでに2億2000万ドルの大ヒットとなっている。
ちなみに、18年に中国で公開された「アントマン&ワスプ」の興行収入は1億2120万ドル、「ブラックパンサー」は1億0500万ドルだった。

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