「アムステルダム」豪華なのはキャストだけじゃない! すごすぎる裏方に注目
2022年10月25日 08:00

「アメリカン・ハッスル」「世界にひとつのプレイブック」などで知られるデビッド・O・ラッセル監督の新作「アムステルダム」。クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デビッド・ワシントン、ラミ・マレック、そしてロバート・デ・ニーロら豪華キャストの共演が注目されているが、豪華なのはキャストだけではない。制作スタッフらも数々の賞に輝く実力者たちが集結しているのだ。

本作は楽観主義な医師バート、しっかり者の弁護士ハロルド、負けん気が強い女性ヴァレリーの親友3人組が物語の主人公。3人はひょんなことから殺人事件の容疑者となってしまう。退役軍人に影響力を持つ元軍人ギルを頼り、殺人の濡れ衣を晴らすためにとんでもない作戦を思いつく3人だが、世界の歴史を変えてしまうほどの陰謀に巻き込まれていく。
撮影監督はアカデミー賞撮影賞を3度受賞しているエマニュエル・ルベツキは、「ゼロ・グラビティ」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「レヴェナント 蘇えりし者」で3年連続でアカデミー賞撮影賞に輝いている。ハリウッドの映画監督たちはこぞって彼との仕事を熱望し、ロビーも「チヴォ(エマニュエル・ルベツキ)との仕事は人生で成し遂げたいことの一つだった」と語るほど。本作の主人公の医師バートを演じたベールは「聖杯たちの騎士」「ニュー・ワールド」でルベツキと仕事をしているが、「チヴォは最高なんだ。僕たち俳優たちとのコラボ精神が旺盛だし、本作のストーリーも的確に理解していて、才能にあふれた素晴らしい撮影監督だよ」とその仕事ぶりを絶賛している。
ルベツキは自然光を活用し、独特な味わいを生み出すことが特徴的だが、本作でもその手腕を発揮したそうで、ラッセル監督は「並外れた素晴らしいエネルギーと図抜けた俊敏さの持ち主で、その仕事ぶりには技巧と美が備わっているんだ。照明の使い方、ショットの撮り方、色使い、どれもが素晴らしい。しかも、とても面白くてユーモアに溢れているんだ。同時にとても真面目で、賢明で、撮影技術を本当によく理解していて、彼がいなければこの作品は完成しなかったよ」と評価している。

また、本作に登場する1930年代のレトロファッションの衣装は、「オール・ザット・ジャズ」「バグジー」でアカデミー賞衣装デザイン賞に輝くアルバート・ウォルスキーと、J・R・ホウベーカーの2人が手掛けた。特に、ロビーが演じたアーティストとして活動するヴァレリーの衣装にとくにこだわったという。
ヴァレリーは戦争の銃弾などからアート作品を生み出す前衛的なキャラクターのため、彼女が着こなすファッションも1930年代においては時代を先取りするパンツスーツやドレスをデザインした。ラッセル監督は「時代を先取りしたヴァレリーのパンツスーツ、彼女のために作られたサドルシューズ、そしてとにかく信じられないほど美しいあのエレガントな夜会服などどれも私のお気に入りなんだ。それぞれのキャラクターに合わせた衣装をデザインしてくれて、あの時代に即したものでありながら、どこか時代を超越したものを生み出してくれてとても感謝しているよ」と明かしている。
キャストの豪華さだけでなく、スタッフもハリウッドの超一流たちが集結して作り上げた本作。細部のこだわりにも注目してみると、新たな発見があるかもしれない。
「アムステルダム」は、10月28日から公開。
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