ニュー・ワールド
劇場公開日:2006年4月22日
解説
アメリカで最も有名な伝説といわれる英国人ジョン・スミスとネイティブ・アメリカンの王の娘ポカホンタスのラブストーリーを、「天国の日々」「シン・レッド・ライン」など哲学的な内容と荘厳な映像美で知られるテレンス・マリック監督が、彼らの愛と魂の彷徨を描いたドラマとして再構成。05年度アカデミー賞ノミネートを受けるなど、各方面で絶賛された撮影は「アリ」「スリーピー・ホロウ」のエマニュエル・ルベツキが担当。
2005年製作/136分/アメリカ
原題:The New World
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
とにかく純真爛漫、時には太陽であり時には月にもなる。そしてバックボーンは王様の末っ子で1番大事にされてるお姫様。
素晴らしい。
それがイギリスの侵略者と恋に落ちるという心配しかない展開。
最初の男は結局、恋より名誉を求め去って行き、立ち上がれないほどどん底に落ちた彼女の前に現れたおとこがなんとなく怪しい前の男に似た風貌。
心配の種は尽きないが意外と包容力のある男でやっとのことで幸せな家庭を築くが、死んだと思っていた最初の男が生きているとわかりざわつく。
どっちにも転がりそうな話だが彼女自身がハッピーエンドでその選択肢を尊重したいと思った。
そこで終わっときゃ良いのに・・・
それにしてもイギリスについてからの彼女は気品があり尊く王室での彼女はこの上極まりないほどのかわいさ。
また、恋をしたくなったわ。
2021年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ディズニーアニメ『ポカホンタス』をテレビでみようとしたことはあったが、顔が嫌いだったので途中で止めた経緯がある。しかし、こうして実写化されると、この新人女優クオリアンカ・キルヒャーのおかげで集中することができました。それでも心配だったのです。暑苦しい顔の代表選手のコリン・ファレルだし、ポカホンタスがあのヒゲ面にキスされるかと思うと・・・でも、大丈夫でした。暑苦しさを補ってお釣りがくるくらいの自然美映像。森林浴のアロマテラピーを受けているかのように爽やかな気分にさせてくれたのです。
基本的には先住民族の王の末娘ポカホンタスと入植者であるジョン・スミス大尉との恋物語。アメリカの幻想的とも言えるほど美しい自然、大地と精霊を信仰する神秘的な部族。そこへやってくる侵略者のように映るイギリス船が空気を震わせるほどの感覚にさせてくれます。「日本にやってきた黒船もこんな風じゃった」と家のじいちゃんも言っていました。
それにしても、この部族の王ポウハタンはすごい人です。妻が12人いて、子供が100人もいるのです。徳川家康もびっくりでしょう。いや、冒険家ジョン・スミスが日本にやってきても同じ驚愕を味わったのかもしれません。そんな先住民族の映像をみても、100人もいるように思えなかったので、彼らはみんな兄弟なんだろうなぁ~と考えながら見ると、これからの子孫はどうやって作っていくのだろうと心配になってしまいました。しかも女性が少なかったのです。そんな状態の部族からポカホンタスを取られてしまったら・・・ここが将来『ブロークバック・マウンテン』になってしまうのではと、ますます不安になるばかりです。
ストーリーはアメリカ人なら皆知ってることを前提に作られたのでしょうか、説明部分がかなり端折られているような気もします。しかし、ポカホンタスが抒情詩的に、男2人が叙事詩的に語っていたことがかなり好対照で、映像中心に鑑賞すべき映画なのだとも感じました。
帰りに早速レンタル屋さんでディズニーアニメ『ポカホンタス』を借りてきました。調べてみると、声優にクリスチャン・ベイルの名前があることにも驚かされましたが、借りたのは日本語吹替版のビデオでした・・・
【2006年4月映画館にて】
2014年3月13日
Androidアプリから投稿
実話を元に作った映画と分かっててもいくら映像や音楽が良くてもずっと脳裏に結局英国の侵略の美化した映画に見えてしまう。
侵略して当然みたいな雰囲気がとても嫌な気分になりました。
内容の中にも少しでも良いから侵略した罪悪感のシーンがあれば心も和らぐんだが逆に発見した土地は神様の送り物と来た。
自分はとても上から目線が酷すぎて感動しませんでした。