朝ドラ「舞い上がれ!」ヒロイン・福原遥の出演映画まとめ 声優としても話題作で活躍
2022年10月6日 08:15
10月3日からNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞い上がれ!」の放送がスタートしました。主演を務めるのは、2009~13年に放送されたNHK「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!」の“まいんちゃん”として親しまれた福原遥さんです。この記事では「舞い上がれ!」の放送開始にあわせて、“朝ドラヒロイン”という大役を得た福原さんが出演してきたおすすめの映画作品5本を紹介します。
小学1年生の頃から子役として芸能活動を始め、映画「KIDS」やドラマ「エジソンの母」(ともに08)などに出演。09年から4年間、NHK教育テレビの子ども向け料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」で主人公“まいんちゃん”を演じ人気を博す。12年から15年まで、ファッション誌「ピチレモン」の専属モデルを務めた。16年にNetflixのドラマ「グッドモーニング・コール」で初主演を務め、17年にアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」のオーディションを勝ち抜き、有栖川ひまり/キュアカスタード役に抜てきされる。「女々演」(18)で映画初主演を務め、ドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」(19)など話題作に出演してきた。
文化祭直前に人気部員が辞めてしまった演劇部で、残された4人の女子高生たちの本音や嘘がぶつかり合うさまを描いた青春ストーリー。高校最後の文化祭の3日前、演劇部の絶対的ヒロイン、ひかりが突然退部してしまう。残されたのは沙彩、蒼生、胡桃、美紅という微妙な4人だけ。自分たちがスクールカーストの下位にいることを再認識する4人だったが、その一方で、誰もが本当は自分がヒロインを演じたいと思っており、それまでひかりの影に隠れていた4人の本音が徐々に明らかになっていく。
福原さんは、主人公となる沙彩を演じています。高野舞監督は、沙彩をどこかにいそうな等身大の女子高生にするため、「遥ちゃんのかわいさをどうしても抑えたかったんです。『声を低くして』『髪型もなるべくかわいくしないで』と要望を出しました」と演出したそう。福原さんは「リハーサルからクランクインまで、日常生活でも声をずっと低くしていました。クランクアップした後でも、周りの人から『大丈夫?』『元気?』と声をかけられるほど(笑)」と女優魂を発揮して撮影を乗り切ったことを明かしています(舞台挨拶でのコメントより)。
ごく普通の女子高生たちによるチアリーダー部が、全米チアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高校の実話を、「鈴木先生」「俺物語!!」の河合勇人監督が映画化。高校に入学した友永ひかりは、中学からの同級生の孝介を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部。そんなひかりを待ち受けていたのは、顧問の早乙女薫子によるスパルタ指導だった。
本作には広瀬すずさん、中条あやみさんらが出演。福原さんはチアリーダー部のメンバー・永井あゆみに扮し、半年間にわたるダンスの特訓の成果を披露しています。
裸村原作のスプラッターラブコメディ「穴殺人」を映画化。大学受験に失敗し、絶望した毎日を送る黒須は、壁につけたフックで首吊り自殺を図るが失敗し、そのはずみで部屋の壁には穴があいてしまう。その穴からは隣に住む美人で清楚な宮市さんの生活が丸見えとなり、その日から穴をのぞくことが黒須の生きがいとなり、宮市に夢中になっていく。いつものように穴から宮市をのぞいていた黒須は、彼女が部屋で殺人行為をおこなっているのを目撃してしまう。
福原さんは清楚な見た目とは裏腹に、デート中も何食わぬ顔で殺人を犯していく猟奇殺人鬼・宮市さんを演じています。スプラッターシーンもあるので苦手な人は覚悟が必要ですが、意外と“胸キュン”要素もある作品です。
「サカサマのパテマ」「イヴの時間」の吉浦康裕が原作・脚本・監督を務めたオリジナル長編アニメーション。景部市高等学校に転入してきたシオンは、登校初日、クラスで孤立しているサトミに「私がしあわせにしてあげる!」と話しかけ、ミュージカルさながらに歌い出す。勉強も運動も得意で底抜けの明るさを持つシオンはクラスの人気者になるが、予測不能な行動で周囲を大騒動に巻き込んでしまう。一途にサトミのしあわせを願うシオンの歌声は、孤独だったサトミに変化をもたらし、いつしかクラスメイトたちの心も動かしていく。
不思議な転校生シオンを土屋太鳳さん、クラスメイトのサトミを福原さんが演じています。公開後にリピーターが続出した作品で、東京・新宿ピカデリーで開催される「“音”で楽しむ!新宿ピカデリー映画祭」(11月3日~10日)での上映が予定されています。
福島県いわき市に実在するリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」を舞台に、通称「フラガール」と呼ばれるダンサーになることを決めた主人公の成長と、周囲の人々との絆を描いたオリジナル劇場アニメーション。高校生の夏凪日羽は、卒業後の進路に迷っていたが、「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て、フラダンスショーで踊るダンサー=フラガールの採用試験に衝動的に応募する。未経験ながらも採用となった日羽は、個性的な同期たちとともにフラガールへの道を歩み出す。
東日本大震災から10年の節目に公開された作品で、福原さんは主人公の夏凪日羽の声優を務めています。フラダンスを通して成長していく姿を瑞々しく表現しています。