福原遥、殺人鬼役は「楽しみでした」 2度目の共演・杉野遥亮は「絶対的な信頼」
2019年11月29日 20:30

[映画.com ニュース]漫画アプリで人気を集めた裸村原作のコミックを実写映画化した「羊とオオカミの恋と殺人」の初日舞台挨拶が11月29日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、ダブル主演を務める杉野遥亮と福原遥、共演する江野沢愛美、朝倉加葉子監督(「クソすばらしいこの世界」「女の子よ死体と踊れ」)が登壇した。
大学受験失敗をきっかけに、自殺願望を抱く黒須越郎(杉野)は、アパートの隣室で殺人を繰り返す宮市莉央(福原)と知り合い、愛を告白。2人の交際が始まり、幸せ絶頂の越郎だが、莉央はデート中も何食わぬ顔で殺人を犯していく。全国64スクリーンで封切られた。
杉野は人生に絶望した青年という役どころで、「朝から晩まで(部屋の)セットにこもって撮影だったので、呼吸できていない状態で(笑)。環境は良くなかったですね」と苦労を回想。それでも「宮市さんと近づくことで、成長する部分をちゃんと表現したかった」と語り、2度目の共演となった福原について「安心感があり、絶対的な信頼を置いていた」と振り返った。
この発言に、福原も「今回は杉野くんといろいろ意見を交換しながら、お芝居できてうれしかった。私の方が支えられた」と感謝の意。可憐な外見とは裏腹に、殺人を繰り返す役どころに、「今までやったことない役、理解できない役を演じてみたいと思っていたので、不安よりも楽しみでした」。被害者を相手にした殺陣も披露し、「監督から舞うように美しく殺してほしいと言われて。コンテンポラリーダンスを踊っているようで、相手の方と息を合わせるのが難しかった」と話していた。
朝倉監督は「血しぶきが出る分、それ以上にキュンとしたり、ほんわかできる部分もある。正反対の部分が交互に訪れるので、この後どうなるのかなというハラハラ感を、観客の皆さんも一緒に楽しんでいただければ」とアピール。「いろんな読後感があると思いますし、最後はラブコメディだと感じてもらえれば」と見どころを語った。
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