ウッディ・アレン監督、引退報道を否定
2022年9月22日 11:00
ウッディ・アレン監督が引退宣言をしたと一部メディアで報じられたが、アレン監督の広報が完全否定している。
アレン監督は、新作映画「ワスプ22(原題)」のクランクインを目前に控えている。これに先立ち、スペインのラ・バングアルディア紙のインタビュー記事に「私の考えは、原則的にこれ以上映画を作らず、執筆に専念することです」というコメントが引用された。現在86歳と高齢のため、「ワスプ22(原題)」が監督引退作となり、その後は、小説家として活動するものと解釈されていた。
だが、監督の広報はすぐに否定のコメントを発表している。
「ウッディ・アレンは引退するとは言っていませんし、小説を書くとも言っていません。彼が言ったのは、映画館での体験をこよなく愛する彼にとって、ストリーミング向け、あるいは、すぐにストリーミング配信される映画を作ることはあまり楽しいことではないので、映画を作らないことを検討しているということです。いまのところ、彼に引退の意志はなく、パリで新作を撮影することにとても興奮しています」
アレン監督は、「アニー・ホール」でアカデミー賞の監督賞と脚本賞を受賞。「インテリア」「マンハッタン」「ブロードウェイのダニー・ローズ」「カイロの紫のバラ」「ラジオ・デイズ」「ウディ・アレンの重罪と軽罪」「アリス」「夫たち、妻たち」「ブロードウェイと銃弾」「魅惑のアフロディーテ」「マッチポイント」「ブルージャスミン」でもアカデミー賞にノミネートされており、「ハンナとその姉妹」「ミッドナイト・イン・パリ」で脚本賞を受賞している。
近年は、性的虐待疑惑が再浮上し、多くのスタジオや俳優が距離を置いている。「ワスプ22(原題)」のキャスト、およびストーリーは不明だ。