イーサン・コーエン監督作、主演はマーガレット・クアリーとジェラルディン・ビスワナサン
2022年8月17日 20:00
米フォーカス・フィーチャーズと英ワーキング・タイトルが製作、イーサン・コーエンが初の単独監督を務める新作に、マーガレット・クアリー(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」)とジェラルディン・ビスワナサン(「バッド・エデュケーション」)が主演することがわかった。
タイトル未定の新作は、コーエンと妻のトリシア・クックが2000年代中頃に共同で脚本を執筆したようだ。初期の脚本は、パーティーガールと内気な友人という女性2人組がフィラデルフィアからマイアミまで旅するなかでさまざまな出来事に遭遇するレズビアン・ロードトリップコメディだったと言われているが、現時点のプロットの詳細は明かされていない。米Deadlineによれば、コーエンとクック、ロバート・グラフ、ティム・ビーバン、エリック・フェルナーがプロデュースし、今秋クランクインする。
コーエンと兄ジョエル・コーエンはこれまで、「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」「ノーカントリー」「トゥルー・グリット」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」などで共同監督を務めてきた。最後に2人が監督したのは2018年の「バスターのバラード」。兄ジョエルが初めて単独監督した21年の「マクベス」は、デンゼル・ワシントンが第94回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。
クアリーは、主演映画「Stars at Noon(原題)」(クレール・ドゥニ監督)が今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された。また、新作スリラー「Sanctuary(原題)」(ザカリー・ウィゴン監督)が9月のトロント国際映画祭で上映されることが決定している。
「ブロッカーズ」「バッド・エデュケーション」で注目を集めた豪出身のビスワナサンは、米アップルのオリジナル映画「The Beanie Bubble(原題)」がポストプロダクションに入っている。