ブラッド・ピットが俳優引退を示唆 いまが役者人生の「最終コーナー」
2022年6月25日 12:00
米人気俳優ブラッド・ピットが、俳優引退を検討していることを明らかにした。
ハリウッドのトップ俳優として長年にわたり活躍してきたピットは、クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。現在は、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がハリウッド映画化するアクション映画「ブレット・トレイン」や、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督の待望の新作「バビロン(原題)」などの公開を控え、役者として脂がのった状態にある。だが、現在58歳のピットは米GQの取材で、役者人生の「最終コーナー」にいるとコメント。「この局面をどうするか? どのようにデザインしたいのか?」などと考えているという。
ピットは自身の制作会社プランBを通じてプロデューサーとしても活躍。「ジェシー・ジェームズの暗殺」「キック・アス」「それでも夜は明ける」「ムーンライト」「ビール・ストリートの恋人たち」「バイス」「ミナリ」など多彩な作品を手がけてきている。今後はアナ・デ・アルマス(「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」)主演のマリリン・モンローの伝記映画「ブロンド(原題)」や、サラ・ポーリー監督「ウィメン・トーキング(原題)」を控えており、役者を引退しても映画プロデューサーとしての活動を続けていく意向のようだ。