“雷神・ソー”役で世界中に名を轟かせた男 クリス・ヘムズワースに痺れちゃうワケ
2022年5月7日 08:00
マーベル・スタジオ制作の「マイティ・ソー」シリーズは、第1弾「マイティ・ソー」、第2弾「マイティ・ソー ダーク・ワールド」、第3弾「マイティ・ソー バトルロイヤル」が製作され、第4弾となる新作「ソー ラブ&サンダー」の公開が控えている。同シリーズの“雷神・ソー”役で世界中に名を轟かせた男――それが、オーストラリア出身のクリス・ヘムズワースだ。
2009年、リブート版「スター・トレック」でハリウッドデビューを果たしたヘムズワースは、11年には「マイティ・ソー」でソー役に大抜てき。以降、MCUシリーズでソー役を務め、ポール・フェイグ監督版の「ゴーストバスターズ」(受付係のケビン役)、テッサ・トンプソンと共演した「メン・イン・ブラック インターナショナル」(エージェントのH役)にも参加。着実にキャリアを積み、ハリウッドスターの道を突き進んでいる。本記事では、ヘムズワースの歩み、そして見た者全てを“痺れさせてしまう”魅力を改めて紹介していく。
14年、アメリカのエンターテインメントマガジン「ピープル」誌が選ぶ“最もセクシーな男性”に選出され、19年にはアメリカの経済紙「フォーブス」誌の“もっとも稼いだ俳優”第2位に選ばれているヘムズワース。ハリウッドデビューから間も無く受けたオーディションで“ソー役”を勝ちとると、役作りのために10キロのバルクアップ。徹底した肉体改造を実施している。
15年に開設したInstagramでは、ユーモアたっぷりのお茶目な笑顔、子煩悩な一面が垣間見れるだけでなく、頻繁にトレーニング映像を投稿中。これがファンから好評を博している。なお「ソー ラブ&サンダー」の特報(https://youtu.be/ekV3J37DHD0)では、バトルロープを振り回してダイエットに励むかのようなソーの姿が確認できるはずだ。実は、ヘムズワースのInstagramには、同じ縄を振り回すトレーニング動画が投稿されている。ユーモアたっぷりの映像は大反響。「ソー ラブ&サンダー」のユーモラスな演出、展開への期待が膨らむはずだ。
「スノーホワイト」「スノーホワイト 氷の王国」ではハンターのエリック、「ラッシュ プライドと友情」では天才ドライバーのジェームス・ハント、「白鯨との闘い」では一等航海士オーウェン、「タイラー・レイク 命の奪還」では凄腕の傭兵タイラー・レイク――多種多様な役を演じてきたヘムズワースだが、そのキャリアはソーとともにあったといっても過言ではない。
「マイティ・ソー」の主演に抜てきされたのは、ハリウッドデビューを経て、わずか2年後のこと。当時28歳だったヘムズワースは、若々しくフレッシュな演技で雷神・ソーを演じてみせた。翌年12年には「アベンジャーズ」が公開され、アイアンマン、キャプテン・アメリカとともにアベンジャーズヒーローの“ビッグ3”を担い、一気にスターダムへ駆け上った。
その後も「マイティ・ソー ダーク・ワールド」「マイティ・ソー バトルロイヤル」と、各作品でソーの新たな魅力を引き出し、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」では、“最凶最悪”のラスボス・サノスと決死の死闘を繰り広げ、人間味あふれるドラマと衝撃的な展開で観客を楽しませてきた。ソーを演じ始め、今年で11年。“ビッグ3”のソーとして重ねてきた年月はあまりにも長い。今やヘムズワースは、ソーと一心同体なのだ。
7月8日に日米同時公開を迎える「ソー ラブ&サンダー」は、前作「マイティ・ソー:バトルロイヤル」に続いてタイカ・ワイティティが監督を務めている。舞台となるのは、「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界。最強の敵サノスを倒し、ヒーロー卒業を宣言、自分探しの旅に出たソー。彼はハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み、新たな道を歩んでいた。4月27日には、特報に登場していた“もう一人のソー”の正体が発覚。ナタリー・ポートマン扮するソーの元恋人ジェーンだったことが明かされている。
アベンジャーズの中でも、作品によってバリエーション豊かなソーを演じてきたヘムズワース。新作では、一体どんな姿をみせてくれるのだろうか。マーベルいち“ノープラン”なヒーローの帰還に、ファンの期待値は高まり続けている。
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