映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

GWに心の底から観てほしい、“愛と家族について考える”おすすめ映画6選

2022年4月30日 16:00

リンクをコピーしました。
「秘密への招待状」より
「秘密への招待状」より

激動のこの時代、世界で何が起こっているのか。今だからこそ、世界の歴史や平和について、映画を通して考えてみよう――。

ということで、映画.com編集部が3つのテーマに沿ったオススメ作品18本を厳選。オンライン配信プラットフォーム「シネマ映画.com」にて、ゴールデンウィーク特別企画として“「世界を知る映画」を見よう”と題した特集を、4月28日から5月8日まで開催しています。

配信作品のテーマは1.「戦争と平和について考える」、2.「愛と家族について考える」、3.「世界と旅について考える」。そして本記事では、厳選した作品の各オススメのポイントなどを紹介します(1テーマ6本ずつ、3回にわけて掲載)。

第2回は、2.「愛と家族について考える」6本。映画が持つ力を改めて堪能できる特集となっていますので、このGWに是非ご覧ください。(あわせて全対象作品が10%OFFとなるキャンペーンも開催中。しかも6本見ると、対象作品が1本無料でお得に鑑賞できます)。


画像8

●シネマ映画.comとは?

劇場公開から間もない“観たかったけど、観られていなかった”話題の最新作から、時代を超えて愛される名作まで。映画.comスタッフが厳選した作品を自宅で視聴できるオンライン上の映画館です。パソコンやスマートフォンで、いつでも手軽に、月額料金無料でお楽しみいただけます。


「愛と家族について考える」映画6本
画像2(C)2021 愛について語る時にイケダが語ること
【作品概要】

四肢軟骨無形成症の青年・池田英彦氏の初監督、初主演作で、障害を持った者のリアルな性愛を生々しく描き、彼の遺作となった異色セルフ・リアリティ・ショー。池田氏は2015年10月に闘病の末に他界。池田氏の意思を受け継ぎ、映画を完成させたのは、彼の親友で「デスノート Light up the NEW world」、ドラマ「相棒」などの脚本家・真野勝成。編集を「ナイトクルージング」「マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画」などの監督作がある佐々木誠が手がけた。

【あらすじ】

四肢軟骨無形成症で身長100センチのイケダ。スキルス性胃がんステージ4の宣告を受けたイケダは生きているうちにたくさんセックスしたいと考え、その過程でカメラを回し始める。カメラを回す楽しみを覚えたイケダはある企みを思いつく。それは「僕の本当の姿を映画にして、見せつけてやる」ことだった。イケダは20年来の親友である脚本家の真野勝成を巻き込み、虚実入り乱れた映画の撮影をスタートさせる。

【オススメのポイント】

死をもってクランクアップ(撮影終了)、池田英彦さんの遺作という結末がわかっていながら悲壮感はなく、重苦しい映画になっていないのはなぜだろう。障害と性、死を描きながらポップな雰囲気に溢れています。それは池田さんがユーモアを忘れず、愛とセックス、虚実入り乱れながらマイノリティとマジョリティという境界線を超えようとした姿がそう感じさせるのではないでしょうか。

画像9

画像3(C)AGAT FILMS & CIE - France 3 CINEMA - 2016
【作品概要】

マルセイユの恋」などを手がけた“フランスのケン・ローチ”と呼ばれる名匠ロベール・ゲディギャン監督の集大成。父の最期の日々に向き合う兄妹3人の人生を変える出会いを描いた感動作。第74回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品(SIGNIS賞・UNIMED賞受賞)。

【あらすじ】

パリに暮らす人気女優のアンジェルは20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷に帰ってきた。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフ、兄妹3人が集まったのは、父が突然倒れたからだった。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父、家族の思い出が詰まった家をどうするかなど、たくさんの話し合うべきテーマを語りながら、それぞれが胸に秘めた過去があらわになっていく。

【オススメのポイント】

海と空を一望できる美しい入り江にある別荘地の小さなレストランを舞台に、兄妹3人それぞれが胸に秘めていた過去を静かにあらわにしていくゲディギャン監督の脚本と演出にうならされることでしょう。いくら疎遠になっていても家族への愛は普遍なのだと気づかせてくれます。そして、新しい出会いによって、人生は再び輝き始めるのだと。

画像9

画像4(C)2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
【作品概要】

デッドマン・ウォーキング」のスーザン・サランドンと「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットという、ともにオスカーを受賞している2人が初共演し、2014年製作のデンマーク映画「サイレント・ハート」をリメイクしたヒューマンドラマ。同作の脚本家クリスチャン・トープが自ら脚色を手がけ、「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がメガホンをとった。サム・ニールミア・ワシコウスカが共演。

【あらすじ】

ある週末、リリーは夫ポールと暮らす海辺の邸宅に、娘のジェニファー、アンナとその家族、そしてリリーの学生時代からの大親友リズを集める。それは、ある理由によって死を覚悟したリリーが、“家族が家族であるうちに”過ごすために自ら用意した最後の時間だった。それぞれ平静を装いながらリリーの願いである最後の晩餐を共にする彼らだったが、あることをきっかけに緊張感が弾け、それぞれの秘密が明かされていく。

【オススメのポイント】

“家族が家族であるうちに”と、死を選択した愛する人の決断を、あなたなら受け入れることができるでしょうか。離れていた家族が集まった最後の晩餐に、平静ではいられないはずです。でも、最終的には血を分けた家族なのだということで納得せざるを得ないのかもしれません。美しい海辺の家を背景に、深く静かに見る者の心に問いかけてくる作品です。

画像9

画像5(C)2019 Stage Mother, LLC All Rights Reserved.
【作品概要】

ひょんなことからゲイバーを再建することになったごく普通の主婦の希望と友情を描いた人間ドラマ。主人公メイベリン役を「世界にひとつのプレイブック」のジャッキー・ウィーバーが演じ、「キル・ビル」、ドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のルーシー・リュー、ドラマ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のエイドリアン・グレニアーらが共演。監督はトム・フィッツジェラルド

【あらすじ】

テキサスの田舎町に住む主婦メイベリンは、長い間疎遠だった息子リッキーの訃報を受け、リッキーの暮らしていたサンフランシスコへ向かう。そこで彼女は、リッキーのパートナーであるネイサンから、息子がドラァグクイーンでゲイバーを経営していたことを知らされる。リッキーは遺言もなく亡くなってしまったため、バーの経営権が母親であるメイベリンにあり、そのバーが破綻寸前の危機にあることが発覚する。突然の展開に困惑するメイベリンは、息子が遺したゲイバーを再建するために立ち上がる。

【オススメのポイント】

自分らしく生きるとはどういうことか。急速に多様化、ジェンダーレスが進んでいますが、世代によっては思考が追いつかない人もいるでしょう。疎遠だった愛する息子が急死した上に、ドラァグクイーンでゲイだったと知った主人公の初老の母親もその一人です。しかし、そんな母親があらゆる偏見の壁を乗り越えて、自らの才能も発揮して挑戦していく姿に勇気がもらえる作品です。

画像9

画像6(C)ATW DISTRO, LLC 2019
【作品概要】

2006年アカデミー外国語映画賞にノミネートされたデンマークのヒューマンドラマ「アフター・ウェディング」をジュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズ主演でハリウッドリメイク。オリジナル版の男性2人主人公から女性主人公に設定が変更され、テレサ役をムーア、イザベル役をウィリアムズがそれぞれ演じる。

【あらすじ】

インドで救護活動に人生を捧げるイザベルと、ニューヨークでメディア会社を経営するテレサ。イザベルはテレサに自身の孤児院を支援してもらうため、ニューヨークを訪れる。「娘の結婚式ならゆっくり話ができる」というテレサから結婚式への招待を受けたイザベル。その式場でイザベルが出会ったテレサの夫はイザベルが過去に別れた恋人オスカーだった。さらに、新婦グレイスがオスカーとの間にできたイザベルの娘であることに気づく……。

【オススメのポイント】

ジュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズの共演というだけでも見応え十分ですが、愛する家族のために仕掛けた秘密の計画や、ラストに驚きの真実が明らかになるなど、二重三重の物語構造にもひき込まれます。愛する家族のために自分だったら何ができるか考えながら見ると、心が震えずにはいられないでしょう。

画像9

画像7(C)2020 Sant & Usant Productions. All rights reserved.
【作品概要】

農場に暮らす動物たちの深遠なる世界を、斬新な手法で叙情豊かに描いたネイチャードキュメンタリー。「アクアレラ」のビクトル・コサコフスキーが監督を務め、「ジョーカー」の俳優ホアキン・フェニックスが製作総指揮に名を連ねた。

【あらすじ】

とある農場で暮らす母ブタ「GUNDA」。生まれたばかりの子ブタたちが、必死に立ち上がり乳を求める。一本脚で力強く地面を踏みしめるニワトリや、大地を駆け抜けるウシの群れ。研ぎ澄まされたモノクロームの映像と驚異的なカメラワーク、人工的な音楽及びナレーションを排した迫力の立体音響で、動物たちの本質に宿る美しさや躍動感あふれる生命の鼓動を映し出す。

【オススメのポイント】

農場に暮らす動物たちを記録した、よくあるネイチャードキュメンタリーと油断していると、度肝を抜かれます。なかでも母ブタの愛が痛いほど伝わってきて、生命の尊さを再認識させられます。しかもその様子を撮影した映像美と臨場感が驚異的で、まるで自分が同じ納屋の中で見ているような、農場にいるような感覚に陥るほどの究極の映像体験を得られることでしょう。

画像9

●「シネマ映画.com」GW特集“「世界を知る映画」”を見よう、に込めた想い

テレビやネットのニュースからは伝わらない、わからない戦争の真実と現実。戦争のない世界と平和を願う時、そこにはいつも家族と愛がある。そして、世界を旅することでお互いを理解していくことができるのではないかとの考えのもと、3テーマに絞りました。

また、まだまだ気兼ねなく旅行ができない状況も続いていますので、「知る」「考える」だけでなく、映画を見て自宅にいながら“旅した気分”になっていただけたらとの思いもあります。ぜひ、このGWに、世界を知る映画をご堪能いただければ幸いです。

次回の記事では、3.「世界と旅について考える」映画6本をご紹介します。

なお各作品を視聴するには「シネマ映画.com」の会員登録が必要です。その上で、鑑賞したい作品のチケット(各440円~1100円から10%OFF)を購入し、PCやスマートフォンで鑑賞することができます。

※1本無料対象は「シネマ映画.com」スクリーン1、またはスクリーン2の作品になります。
※6本鑑賞は3テーマをまたいでもOKです。
※キャンペーン期間終了後(5月中旬頃を予定)、登録メールアドレスに1本無料クーポンを送ります。(2022年8月末まで有効)

画像8

池田英彦 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る