トム・ホランド主演「アンチャーテッド」、シリーズ化が確実に
2022年2月28日 11:00
全米で好スタートを切った「アンチャーテッド」がシリーズ化されることが確実となったと、米Deadlineが報じている。
「アンチャーテッド」は、人気ゲームシリーズを「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランド主演で映画化したアクションアドベンチャー大作で、2月18日に世界同時公開された。オミクロン株が依然として猛威をふるっているため、月曜の祝日(プレジデンツ・デイ)を含む北米4日間のオープニング興収は3000万ドル程度と予想されていたが、5100万ドルの好スタートを記録。世界累計興収も1億3900万ドルに到達している。
ライバルスタジオが動画配信サービスとのハイブリッド上映を実施するなか、「アンチャーテッド」を配給するソニー・ピクチャーズは、劇場での先行公開にこだわってきた。コロナ禍で封切られた「ゴーストバスターズ アフターライフ」「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」はいずれも大ヒットを記録しており、3作品の世界累計興収は30億ドルを突破。製作費1億2000万ドルの「アンチャーテッド」も動画配信サービスに販売せず、公開時期をずらして自社配給を実施している。
そんななか、ソニー・ピクチャーズ・モーション・ピクチャーズ・グループのトム・ロスマン会長兼最高経営責任者は、社員にメールを送付。「週末の世界累計興収が1億ドルを超え、(米映画批評サイト)ロッテントマトにおける観客の好感度が90%に達している『アンチャーテッド』は、我が社の新たなヒット映画シリーズとなった」と宣言している。
メガホンをとったルーベン・フライシャー監督(「ヴェノム」「ゾンビランド」)も続編に意欲を燃やしていることから、「スパイダーマン」関連作品や「ジュマンジ」と並ぶ、ソニー・ピクチャーズの看板シリーズとなりそうだ。