工藤阿須加、小野花梨、高野麻里佳らがアニメづくりに奮闘! 吉岡里帆主演「ハケンアニメ!」新キャスト発表
2021年12月21日 12:00
本作は、アニメ業界で、“最も成功したアニメ”の称号「覇権(ハケン)」を手にするべく奮闘する人々を描いたお仕事映画。吉岡が地方公務員からアニメ業界に飛び込み、監督として成長していく主人公・斎藤瞳を演じるほか、中村倫也、柄本佑、尾野真千子が共演する。「水曜日が消えた」で長編映画デビューを果たした吉野耕平がメガホンをとった。
アニメ業界に飛び込んだ瞳は、監督デビュー作で、憧れのスター監督・王子千晴(中村)と覇権を争うことになる。過去にメガヒット作品を生み出し、天才として名を馳せる王子は、名プロデューサー・有科香屋子(尾野)とタッグを組み、8年ぶりに監督復帰を果たすという。瞳は、クセ者プロデューサー・行城理(柄本)や個性的な仲間たちとともに、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点である「ハケン(覇権)アニメ」の称号を手にするべく、熾烈な闘いに身を投じていく。
本作では、アニメ監督やプロデューサーだけではなく、フィルムコミッション、アニメーター、声優、宣伝マン、構成作家など、アニメづくりに不可欠な人々が登場。新たに出演が発表された工藤は、アニメの企画で埼玉・秩父を盛り上げようとする、実直な市の観光課職員・宗森周平を演じる。
劇中アニメ「サウンドバック 奏の石」(略称:サバク)、「運命戦線リデルライト」(略称:リデル)に参加する作画スタジオ「ファインガーデン」に所属し、“神作画”が人気を集めるアニメーター・並澤和奈役には、若手注目株の小野。さらに「ウマ娘 プリティーダービー」などで知られる声優の高野が、「サバク」の主人公・トワコの声を担う声優・群野葵役で、俳優として実写映画初出演を飾る。アイドル的な人気を誇り、監督の瞳と何かと衝突する役どころだ。
前野は「サバク」の制作会社「トウケイ動画」の制作デスク・根岸、古舘は同じく「トウケイ動画」の宣伝マン・越谷を演じる。仕事柄、一緒にいることが多いふたりは、ドライな行城を目の敵にしているが、アニメ制作への熱い思いを秘めている。さらに「サバク」の脚本・シリーズ構成を担う脚本家・前山田役の徳井、「ファインガーデン」の社長兼アニメーター・関役の六角が脇を固める。
そのほか、矢柴俊博が「サバク」の作画や画面づくりを統括する作画監督・河村、新谷真弓がカット毎に撮影されたデータを、絵コンテに準じて繋ぎ合わせる「サバク」の編集・白井、松角洋平が、アニメ表現をより効果的に見せる「リデル」担当演出・田口に扮する。アニメグッズの王道・フィギュアを生むフィギュア会社の企画担当・逢里哲哉役の水間ロン、「リデル」放送局の重役・星役のみのすけ、アニメショップの店員役の前原滉らが顔をそろえた。
「ハケンアニメ!」は、2022年5月に全国で公開される。新キャスト陣のコメントは、以下の通り。
僕が演じさせて頂いた周平は、アニメに対して、地域に対してみんなに寄り添って楽しんでもらうために尽力してる誠実な人なんだなと感じました。僕自身、アニメが大好きなので今回この作品に携わらせて頂けて嬉しかったですし、ロケ場所も素敵で楽しく撮影する事が出来ました。
天才アニメーターということで、まずは先生にアニメの基礎となるイラストを描く基礎から教わるところから始まりました。私が何気なく繰り返した鉛筆の動かし方をプロは絶対にしないよと教えて頂いた事がとても印象に残っています。どうしたら普通のアニメーターではなく天才と呼ばれるようなアニメーターに見えるのかを先生と相談しながら作る作業が非常に勉強になりました。普段はポケッとしていて冴えない女性ですが、作画やアニメに対する思いが強い頼もしい女性です。愛情たっぷりの並澤和奈を演じる事が出来てとっても楽しかったです!
群野葵役、高野麻里佳です。普段声優として活動している私ですが、この度は「声優・群野葵」役として実写で出演いたしました。実写の演技が右も左もわからないまま飛び込んだオーディション。面接会場のような空間で1人、自身の体を使った演技を見ていただくのは声優現場とは全く違う緊張感がありました。ただ、いただいた資料を見た時、私は葵ちゃんの気持ちがわかる気がしたんです。「アイドル的人気で主役に起用された若手声優」葵の、逞しさや悔しさ。一人の役者として、そんな葵ちゃんを精一杯表現してあげたいと思いました。
声優やアニメを作るスタッフさんは、いわゆる裏の技術職で、スポットを当てていただくことはあまりありませんでした。映画内で、多くの人が思い思いの情熱をアニメに注ぐ様を目の当たりにして、世に出たアニメ作品たちがどうして輝いているのか、納得させられました。それだけでなく更に輝きを増して見えるような、声優としても身が引き締まる作品になっています。群野葵としては、吉岡里帆さん演じる斎藤瞳監督との熱いアフレコシーンに注目してほしいです!
アニメ好きの皆様、映画好きの皆様、ぜひ劇場でお会いしましょう!
様々な人が集まり、モノづくりするんだからドラマチックなのは必然。関わった人間の数だけ強い「オモイ」があるのです。今回はアニメを作る過程に加え、その作品を世に送り出す「宣伝」という仕事にもスポットが当たります。知れば知るほど、今後作品の見方も豊かになるはず。昨今の映像業界は人材不足です。この映画をご覧いただき、「オモイ」が生まれたのなら、あなたも一緒にモノづくりしませんか?
アニメについての映画だからアニメ部分がとても重要だと思うけど、宣伝ポスターがとてもカッコ良かったのでアニメ好きだった子ども心をくすぐられました。まだアニメ部分は見れてないので楽しみです。アニメ業界も労働環境は過酷なのだと知り、日本はどこもそうなんだな~としみじみ思ったのを覚えています(笑)。
大御所のシナリオライター役でしたが、何故かしら撮影時の記憶はやたらとお菓子を食べてたこと(笑)。とにかくやたらと。原作を読むまで知りませんでしたが、アニメの現場は本当にたくさんの人が関わっている。単純にそのことに感動しました! そして、そのことが映画を見たお客様にも伝わることを願っています。
今回、アニメの製作現場の世界を芝居を通して垣間見ることが出来、つくづく「人を楽しませる」事の大変さを教えられた気持ちです。この映画でより多くの人に苦難の先の喜びの尊さが伝われば幸いです。
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